粉飾マーケティング略してフンマを見抜け!偽インフルエンサーに騙されない方法!
みなさんどうもインフルエンサー!影響力はほどほどの@xi10jun1です。
インフルエンサーと呼ばれる人たちがインスタやYouTubeで活躍する昨今、当然の流れとして出てくるのが偽物の存在。
いわゆる"有名人のなりすまし"のような、物理的な偽物だけではありません。フォロワー数を意図的に吊り上げて、あたかも有名人や実力者であると見せかける、偽インフルエンサーも存在します。
今回はその偽インフルエンサーに騙されないための心得を書いていきます。
キーワードは「粉飾マーケティング」
偽インフルエンサーについて述べる前に、まずは1つキーワードを紹介します。
それが「粉飾マーケティング」、略してフンマですね。
これは僕の造語なので一般的ではありませんが、このキーワードは偽インフルエンサーを理解する上で重要なポイントになります。
粉飾とは?
そもそも「粉飾」とは、見かけの数字をよく見せるために行う水増し行為のこと。
一般的には「粉飾決算」という言葉で有名ですね。企業の決算書に架空の取引を計上するなどして嘘の利益を計上し、儲かっているように見せかける不正のことです。
粉飾決算を行う目的は、見かけの数字をよくすることで、投資家や銀行に「この会社は儲かっているから投資or融資しても大丈夫だ」と思わせることにあります。
粉飾マーケティングとは?
それをインフルエンサーに当てはめたのが、「粉飾マーケティング」というわけです。
つまり。
- ネット上の何らかの数字を良く"魅せて"、インフルエンサーと見せかける
- 数字をよくすることで、一般的なネットユーザーに「この人は面白いorすごい人だ」と錯覚させる
- 目的はインフルエンサーになって儲けるため
ということです。
そして先ほどの粉飾決算の説明を、SNSに当てはめるとこうなります。
- フォロワーを多く見せて、インフルエンサーと見せかける
- フォロワーが多いことで、一般的なSNSユーザーに「このアカウントは面白いorすごい人だ」と錯覚させる
- 目的はインフルエンサーになって儲けるため
というわけです。
具体的な粉飾行為とは?
ではそんな粉飾マーケティングを行うにあたり、偽インフルエンサー達は具体的に何をしているのか。
細かい手法を上げればキリがないので、主な手口を3つ紹介します。
1.フォロワーの購入
まず代表的なのが、フォロワーの購入。
多くのSNSではフォロワーを購入することを禁じていますが、実際問題、それを完璧に取り締まっているわけではありません。そして残念ながら、フォロワーを販売している業者もたくさんあります。
SNSのみならず、例えばYouTubeならチャンネル登録者を購入したりもできるわけです。
この行為の問題点は、規約違反であることに加え、手っ取り早く人気者になろうとする卑劣さにあります。
2.フォロバ集め
フォロワーの購入は短期的にフォロワーを増やせる反面、アカウントの凍結(BAN)やフォロワーの質(「@~」が自動で作った名前など)がバレやすく、最近はあまり利用されなくなっています。
そこで次に行うのが、フォロバ(フォローバック)集めです。
具体的にはこうです。
- 相互フォローあるいはフォロバしてくれそうなアカウントを見つけてフォロー
- フォロバされる
- 適当な時間が経ったらフォローを外す
- これを繰り返す
少し時間はかかりますが、こうすれば質の高いフォロワーを着実に増やせてしまいます。
この行為の問題点は、他人の自分への興味を私欲のために利用しているところにあります。
もちろん、生きているアカウントだけをフォローしたい、情報を整理したいなどの理由でフォローを外すことはあるでしょう。
でも偽インフルエンサーの目的は、あくまで粉飾です。実力より先に見かけを良くしたいという、根本的な人間性に問題があります。
3.画面操作
近年SNSの詐欺で多いのが、儲かってますアピールの多いアカウントです。とりあえず「○○で稼いでいます」とプロフィールに書かれていたら、ほぼ詐欺と思ってOKです。
やたら現金を持っている写真や動画の投稿のほか、証拠だと言わんばかりにPC画面のスクリーンショットを載せてくるのが特徴です。
こちらに関しては、右クリック→要素の検証による画面操作ができるため、そういった数字は改ざんが可能です。それを知らない人からすれば、「あ、この人は儲かっている人だから大丈夫だ」と錯覚してしまいます。
この行為の問題点は、その錯覚を誘発することで他人をミスリードさせていること。
そもそもSNSにおける"儲かっているアピール"というのは、自分のことしか考えていないという裏返しなのです。
プロ野球のイチロー選手が「この角度でこう打つと活躍できて、年俸が何億円になるんですよ」とか言わないですよね。
偽インフルエンサーの根本的な問題点:本質に全く目が行かない
逆に実力があるインフルエンサーが何なのかと言うと、本質、結果、承認によって成り立つ人です。
イチロー選手を例にすると、こうなります。
- 本質:野球の持論
- 結果:成績、記録、チームの勝利
- 承認:ファン
ところが偽インフルエンサーの場合、本質と結果が抜け落ちて、承認だけで成り立とうとするのでこうなります。
- 本質:
- 結果:
- 承認:フォロワー
そして、それを埋め合わせるために、このようにします。
- 本質:無いから、意識高い系の言葉で装飾
- 結果:無いから、分かりやすいお金で表現
- 承認:無いから、SNSのフォロワーで増加
これが偽インフルエンサーの正体です。
まとめ:偽インフルエンサーを見分ける方法:本質が評価されているか
偽インフルエンサーを見分けようと思ったら、本質が評価されている人かどうかを判断しなければなりません。
- 投稿内容に対する他者のアクション(ポジティブorネガティブ)がどうか
- 他者との交流が活発か
- お金以外の結果で評価されているか
少なくとも、お金を稼いでいるとかフォロワーの数だけで判断するのは危険でしょう。いくらでも粉飾マーケティングできますし、そもそも何のコンテンツであれ、お金の話が先んじて出てくる人はその時点で本質が分かっていないのです。
なので偽インフルエンサーを見分ける方法は、粉飾マーケティング(フンマ)に手を染めているか否か。
これを覚えておけば、SNSの詐欺にも引っかかりにくいと思います。
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