「事故は買い、事件は売り」は本当?三井住友建設の株価急落で試してみた結果
どうも!三井住友建設の株を中途半端に買っちゃった系男子の@xi10jun1です。
昨日は驚きました。
三井住友建設の株、S安の暴落だったのでございます。
相場の格言「事故は買い、事件は売り」
まずは「事故は買い」について。
事故は、文字通り「事故」のこと。
突発的な事故や自然災害などによる株価の下落は、一時的なものである(値が戻る)ことが多いから「下がったら買え!」、というもの。
例えば、スマホゲームのアプリが何らかの理由で突然起動しなくなった場合。提供している会社の株価は一時的に下がりますが、復旧すれば株価も元に戻る、という感じです。
ただし、戻るとはいっても、完全に戻るとは限りません。スマホゲームならサーバーの修復に費用がかさむ可能性がありますので、将来的な収益の減少も考えられます。
買って株価が戻ったら、状況によってはすぐに売り抜ける必要があるかもしれません。
続いて、「事件は売り」について。
事件も文字通り「事件」のこと。
粉飾決算や脱税などといった、会社側の不正などによる株価の下落は、会社の業績に大きな影響を与えるため「一刻も早く売れ!」、というもの。
先ほどのスマホゲームなら、著作権の問題が発生してアプリが存続できなくなってしまった場合。これは「権利の侵害」という事件なので、業績に影響を与えます。
よって、株価は下がったまま戻ってこない、という感じです。
三井住友建設の下落は事故?事件?
今回、三井住友建設の株価が下落した経緯は次の通りです。
- 2006年に分譲した横浜市都のマンション4棟が傾いていた
- 建物を支える杭が「支持層」と呼ばれる強固な地盤に一部届いていないことが分かった
- このときの杭のデータが虚偽のもので、それを基に基礎工事を行ってしまったのが原因
- 施行した三井住友建設株S安の暴落
- その後、下請け業者の旭化成建材が不正を認めて謝罪
- 三井住友建設の株価が戻った
という感じです。
まず、4の段階では「三井住友建設による不正だ」というのが広まって、株価が下落しました。この段階では三井住友建設の引き起こした「事件」という扱いなので、「売り」となります。
ところがその後夜になって、下請け業者の旭化成建材が不正の公表と謝罪を行いました。
これにより、「旭化成建材が原因の事件」の色が濃くなったため、今日になって三井住友建設の株価が戻りました。
一時的ではありますが、三井住友建設の立場からすると、旭化成建材の不正は「事故」とも見て取れます。
よって、ここは「買い」となります。
今回のケースは売り買いの判断が難しい
結果として、今回僕は三井住友建設の株を下落時に113円(S安の109円で買えば良かった!)で購入し、本日133円で利確しました。
が、それはたまたまです。
今回のケースは売り買いの判断が難しいです。
もともと4の段階では「三井住友建設による不正」つまり「事件」という状況でしたから、本来であれば買いは間違いです。しかし、旭化成建材の公表により、マンションの傾き自体の責任(というか事件の焦点)は同社に移ったので、三井住友建設の株価が一時的に戻っただけだと思われます。
僕が三井住友建設を買った理由
三井住友建設の株が下落した段階では、マンションの傾きが人災か天災かはわかりません。
ただ、建築業界は大手がそのまま建てているわけではなくて、下請けや下請けの下請けといった企業が工事を請け負います。人災であったとしても、それは下請けの業者に原因があるはずなので、三井住友建設の株価下落は一時的なものではないかと判断したのです。
ただ、もし今回の事件が、組織ぐるみで行われていたなら話は変わってきますが・・・。
まとめ:「事故は買い、事件は売り」を覚えておこう
今回のケースはたまたま上手くいきましたが、いつもこうなるとは限りません。
事件だと思ったら事故だった、逆に事故だと思ったら事件だった、なんてことがあるかもしれません。
でも、「事故は買い、事件は売り」という相場の格言は覚えておくといいですよね。
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