安定した企業に就職するリスクと本当の安定が何かをあの頃の僕に伝えたい

就活

どうも!就活しくじり先生の@xi10jun1です。

東芝、シャープ、三菱自動車工業。

ここ最近、大企業と呼ばれている会社の不祥事・経営危機が相次いでいますねぇ。いろいろ理由はあるのでしょうけど、その分析は僕より頭の良い人たちにお任せしましょう。

さてこうして改めて思うのは、大企業に就職するというリスクです。

「安定した企業に勤めたい!」

三菱商事ビル建物イメージ画像

僕の就活当時は、「若者が安定思考だ。」「大企業ばかり見ている。中小企業にもいい会社がある!」などと問題視されたものです。「じゃあ具体的にどこのどういう会社がいいのか教えてくれよ!面接受けに行ってやるから!」とテレビに叫んでいた記憶があります。

リーマンショックの余波が残る中、東日本大震災後に就活を始めた当時の大学生は、みな思っていたんじゃないですかね。その一方で、奨学金で苦しむ若者がクローズアップされるなど、長年、不安にばかり囲まれて生きてきたのです。

これで安定志向にならない方がオカシくないですか?

さて、僕も銀行に勤めたいという思いもあって、金融機関を中心に就活していました。元々お金の仕事に興味はあったし、銀行はやっぱり「安定」のイメージもありましたし。

結局就職浪人となったので、金融機関に勤めることは叶わなかったんですけどね。

https://ytrsdijun.com/archives/1164

でも、株を取引して企業の情報に毎日触れるようになって、見えてきたことがあります。

安定した企業に就職するリスク1:旧来の働き方が根強い

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いわゆる安定した企業に限って、働き方が旧来のままのところが多いのではないでしょうか。

安定しているって、そういう意味だってことですよ。

昨年父が早期退職したのですが、前職の職場環境は最悪でした。それなりに歴史のある会社なんですが、働き方はまったくの旧来そのもので、契約社員が正社員になりたがらないほど。だからいつまでも求人広告に載っているわけです。

結局父は面倒くさがって訴えなかったですけど、普通なら訴訟ものですよ。

そのあたりの詳細は下記記事に書いています。

https://ytrsdijun.com/archives/4867

それに、定時で終わろうとする若者を怒ってきたでしょ?じゃなきゃネットに「ゆとりがー」「今どきの若者がー」なんて、話題になるわけがないもの。そうやって、未だ残業を奨励する雰囲気も残っているのでしょう。

あー嫌だ嫌だ!

投資家にしてみれば、そんなしょうもない企業文化が根強く残っているなんて、「訴訟リスク」とそれに伴う「ブランド力の低下リスク」が高いと言わざるを得ません。人材不足にもなるでしょう。

某居酒屋チェーンがどうなったか。

安定した企業に就職するリスク2:未だ不祥事で責を負うのは経営者じゃなくて社員

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これ未だに意味不明なんですけど、何かしら不祥事を起こした企業って、すぐ社員の賃金カットや人員削減をしますよね。

百歩譲って賃金カットは分かります。

でも本当にカットすべきは、最高経営責任者たる経営陣でしょう。どうして経営の失敗が、社員の賃金カットや削減に転嫁されてしまうのか。

その結果、外国の企業に技術と能力を持った優秀な人材が流れ、市場のお株を奪われるなんてもう教科書レベルの話です。なんで同じことを繰り返すのか、ゆとり世代の僕ですら理解に苦しみます。

話がそれましたが、およそ日本の企業ではこうしたことがまかり通っているところがあります。

リストラばかりしていると、社内に優秀な人材が慢性的に不足し、長期的に見ればそれは競争力の低下に繋がっていくわけです。そして売り上げが落ちて、またリストラ。

これってかなりリスク高くないですか?

まとめ:安定とは実力のこと

もちろん安定した企業だからできること、有利なこともたくさんあるんですけどね。でもそこに入って何を実現したいのか、何が目的なのか、どういう力をつけたいのか、などを明確にしないと確実に痛い目に遭うでしょう。

そうした目的意識と実力があれば、例えフリーでも生きていける。逆にそうでない人は、正社員だとしても心身が不安定になるんです。

例えば僕は金融機関に勤めたかった。でもマイナス金利が導入され、フィンテックやソーシャルレンディングが話題になるなど、銀行業界は変わりつつあるわけです。ちなみに、もし本格的にマイナス金利の拡大やフィンテックが広まると、今後は銀行員の人員削減が行われることは必至です。

銀行員だけじゃないですよ。

https://ytrsdijun.com/archives/7616

今、クラウド化による仕事の効率化がどんどんと推し進められていますからね。普通の公務員だって、僕は危ういと思いますよ。

投資でも事業でもいいですが、どんな世の中になっても自らの力で生きていけること。

これを本当の安定と呼ぶんじゃないかな?

ねぇ、当時の僕。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2016年5月2日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun