自社サイト・メディアを運営する企業はブロガーに優しい設計をせよ!
どうも!ブログ好きの@xi10jun1です。
ブログを書くときに、他のサイトの情報を引用などするときがありますよね。
でも、実際に企業サイトに行ってみて使いたい文章とか画像とかがあっても、「これって使っても大丈夫なのかな?」と思うことが多いんですよ。
なので今回は、事例も交えて、自社サイトやメディアでブロガーに優しい設計する意味、メリットなんかを書いていきます。
ブロガーに優しい企業サイトの例
百聞は一見にしかず。
まずはこちらのサイトをご覧ください。
http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report19.html
アニヴェルセル株式会社という、結婚式場を運営している会社の自社サイトです。
ちなみにアニヴェルセル株式会社は、スーツでお馴染みの「AOKI」を運営する、株式会社AOKIホールディングスのグループ企業です。株式会社AOKIホールディングスのブライダル事業を担っているわけですね。
で、このサイトの画面をスクロールしていくと、こんな記述が出てきます。
■著作権について
本記事は、転載いただくことができます。
本記事の著作権はアニヴェルセル株式会社に帰属しますが、以下の利用条件を満たす方には利用権を許諾します。
*利用条件
(1)情報の出典元としてアニヴェルセル株式会社の名前を明記してください
(2)出典元として以下のURLへのリンクを設置してください
(3)調査結果データの加工・改変は許可いたしません
(4)当社が相応しくないと判断した場合には、転載の許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます
(5)掲載記事をもとに、独自のコンテンツとして編集・執筆いただくことができます
これってブロガーさんのみならず、サイトを運営する人にとっては、かなりありがたい文章ですよね。
文章や画像の使用許可を明示することで気軽に利用できる
冒頭でお伝えしたように、使いたい文章とか画像とかがあっても、「これって使っても大丈夫なのかな?」と思うことが本当に多いんです。
もちろん、引用の要件を守って適切に使えば問題はないんですけど、それでもなんだか、しこりが残るというか、「後で何か言われないかな?」って思うんです。
でも、こうして「使っていいですよ」と宣言が書かれているのは、とても親切設計ですよね。
「あ、使っても大丈夫なんだ」って、安心して使えます。
特にこのアニヴェルセル株式会社が素晴らしいのは、プライバシーポリシーとか利用規約といった別のページにこの文章を書かず、こうしたコンテンツページに書いている点がとても素晴らしいです。
文章や画像の使用許可を出すことのメリット
こうした使用許可の宣言は、企業にとっても多くのメリットがあります。
いくつか書いてみましょう。
メリット1:確実にアクセスを集められる
引用符の中に、「URLへのリンクを設置してください」という文言がありますよね。
つまり、文章やデータの出典として自社サイトにアクセスを集める仕組みなんです。
もともと、引用の際は出典・引用元としてリンクを貼るものです。でもそういうルールって、ブロガーのみならず、企業サイトの運営者も知らない、なんてこともあり得ますよね。結果、出典元の明記がなされていないブログやサイトが出てきてしまいます。
「使ってもいいですよ、ただしリンクを貼ってね」と明示することで、より確実にアクセスが見込めます。
メリット2:使う人にルールを教えられる
さらに、「掲載の中止を求めることができます」と宣言している点もメリットです。
ほら、こういう文章ってプライバシーポリシーとか利用規約に書いていますよね。
ですが、いちいちそんなページ確認しないでしょ?
ルールを守って使う人も、違反して使う人も。
だからこそ、「こういうふうに使ってください」と、使うときのルールをコンテンツ内に明示することで、ルール違反のブログやサイトを減らすことにもつながります。同時に、掲載の中止を求める手間も省けます。
それでもルール違反を行うブログやサイトに対しては、「ここにこう書いています」と、粛々と対処すればいいわけですからね。
メリット3:こうして紹介される
このように、ブログで「こういう企業がある!素晴らしい!」と紹介されるかもしれません。
それだけ、使い方に関する宣言をしているサイトが少ないってことです。だから、ブロガーさんでも「これ出典元書いてないなぁ」って、心配になるブログを書いている人もちらほら見かけますし。
まとめ:ブロガーに優しい設計とは、ルールの明示を行うこと
こういうサイトもあることを知って、大変嬉しく思いました。
おかげ様で、このような記事を書くこともできましたし。
https://ytrsdijun.com/archives/5568
ルールを明示することで、使う方の不安を取り除き、ルールを守らせ、無断使用やルール違反のサイトを減らすことにもなります。クリエイティブコモンズ(についてはこちら→クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)のように、著作権の使用に関するライセンスを付けるのもアリですし。
知らない人も多いですからね。
引用するときは引用符を使うとか、出典・引用元を明記するとか。
たまに分かっててやってない人もいますけど。
いずれにしても、アニヴェルセル株式会社のようなサイトはまだまだ少数派ですから、使いやすいサイトがもっと増えるといいなと思います!
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