キュレーションメディアが話題ですが、ここでアニヴェルセル総研のサイトを見てみましょう。

ブログAOKIホールディングス

みなさんどうも、アニヴェルセル!キュレーションサイトに画像を使われている@xi10jun1です(一応出典はあるっぽいけどどうなんだろ?)。

DeNAのWelq問題に端を発したキュレーションメディア問題。只今すくすくと成長しておりまして、盗用やら著作権やら請求書を送るやら、いろんな記事が並び始めてきました。

それはまぁ、もっと頭のいい専門家たちにお任せするとして、僕はこんなサイトもあるよってお話をしてみたいと思います。前にも書いたんですが、「これはいいなぁ」と思ったので改めてご紹介します。

アニヴェルセル総研

まずはこちらをご覧ください。

http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report35.html

アニヴェルセル総研は、アニヴェルセル株式会社という結婚式場を運営している会社のメディアサイトです。結婚や恋愛、夫婦生活などについて、上記のようなアンケート結果をもとにした記事を掲載しています。

ちなみにアニヴェルセル株式会社は、スーツでお馴染みの「AOKI」を運営する、株式会社AOKIホールディングスのグループ企業です。

で、このサイトの画面をスクロールしていくと、こんな記述が出てきます。

■著作権について

本記事は、転載いただくことができます。

本記事の著作権はアニヴェルセル株式会社に帰属しますが、以下の利用条件を満たす方には利用権を許諾します。

*利用条件

(1)情報の出典元としてアニヴェルセル株式会社の名前を明記してください

(2)出典元として以下のURLへのリンクを設置してください

http://www.anniversaire.co.jp

(3)調査結果データの加工・改変は許可いたしません

(4)当社が相応しくないと判断した場合には、転載の許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます

(5)掲載記事をもとに、独自のコンテンツとして編集・執筆いただくことができます

引用元:独身男女600人の本音をリサーチ。「あなたは結婚願望、ある?ない?」|アニヴェルセル 総研

これすごくないですか?

文章や画像の使用許可を明示することで、気軽にデータを利用できるんですよ。

他にこういった記述がなされているサイトって、僕は知りません。

引用?転載?盗用?

ブログ立ち上げ代行サポート画像

今話題になっているキュレーションメディアのみならず、ブログやサイトで、"他のメディアサイトの画像とか文章を使いたい!"ってときがあると思います。通常そのような場合は、「引用」としてその要件を満たすことで使用することが可能になります(今回キュレーションメディアが問題視されているのは、引用ではなく、転載や盗用によってコンテンツが作られているところにあるわけです)。

引用については、文化庁の公式ページに記載されているので、こちらをご覧ください。

著作権なるほど質問箱(文化庁)

でも引用って「どこまでの、何が、どうだったら適切なのか」ってのが、イマイチ分からないんですよ。

よく「当サイトの記事・画像は株式会社○○に帰属します。無断転載禁止です。」って、利用規約なんかに書かれてありますよね。でも「これは引用だからOK」「これは転載だからダメ」っていう例示はないので、この使い方は引用ですか?転載ですか?ってのがはっきりしないんです。

しかもそういうときに限って、運営者側に「使ってもいいですか?」と連絡をすると「あ、使っても大丈夫ですよ。」なんて言われたりします。正直「ならそう書いてよ!」って心の中でいつも思っています。

回り道をしましたが、ここでアニヴェルセル総研に戻ります。

どうですか?

「あ、使っても大丈夫なんだ」って、安心して使えますよね。

特にこのアニヴェルセル総研が素晴らしいのは、プライバシーポリシーとか利用規約といった別のページにこの文章を書かず、こうしたコンテンツページに記載している点がとても素晴らしいです。

このように、予めルールを明記しておけば、まともな人ならそのように使ってくれますから、違反しているのブログやサイトを減らすことにもつながります。同時に、掲載の中止を求める手間も省けます。

それでもルール違反を行うメディアに対してだけ、「ここにこう書いていますよ!正しく使ってくれないなら法的手段を取っちゃうぞ♪請求書も送っちゃうから!」と、粛々と対処すればいいわけですからね。

まとめ:ブログも親切設計をしようと思った

ブログの画像や文章の盗用も話題になっていますが、『引用したいけど、運営者のご迷惑にならないように使いたい。もし迷惑だったら使わない。』って人も、実はたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?

なので、アニヴェルセル総研のような、分かりやすいルールの明記があったら便利だなと思うんです。もちろん、盗用や無断転載を許容するのではありません。「正しく使ってもらう方法」と「そうじゃない人に対する対応」の具体的な明記があればいいのかなと。

僕のブログも、そんな明記をしようかな。

まぁそれでも、やるやつはやりますからね、無断転載も盗用も。困ったもんです。

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現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。

[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2016年12月4日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。