日経平均横ばい傾向から見る金利しか見ていない相場の間違い
みなさんどうも日経平均。ここ最近の株価の値動きに失望している@xi10jun1です。
相変わらず米国金利の動向でばかり株価が動く日経平均でして、ここ数週間は横ばい傾向が続いています。
日本にしても金利の動向は先行き不透明なわけですが、相場がまた間違いだした印象を受けます。
米金利の話題でばかり盛り上がる日経平均
2023年3月3日までの日経平均ですが、ここのところは横ばい傾向が続いています。
昨年12月に日銀が長期金利の変動幅の上限を0.50%にすると発表し、その影響で下げた株価は持ち直した形です。しかしそれもまた市場の楽観ムードがもたらしたもの。
日銀の新総裁に就任予定の植田氏の発言を受けて緩和路線継続と見た市場が買い上がるのは想定内。そもそも就任予定という状態で踏み込んだ発言はできませんし、現行の黒田総裁の路線と歩幅を合わせるのは金融のプロとして当然でしょう。
問題は就任後。
これまでの日銀はサプライズ的な発表をしてきているわけで、現在の植田氏が就任後に緩和路線を変更する可能性も無くはありません。
つまり何が言いたいかというと、今の日経平均は肝心の自国内の金融の動向を蔑ろにし、米金利の方ばかり見ているという致命的な間違いを犯しているわけです。
アメリカのインフレ本当に想定内に収まるのか?
市場予測で利上げ鈍化期待が取り沙汰されるようになって、一度でもまともに想定されたようにインフレがなんとかなりましたかね?って話ですよ。
アメリカのインフレ問題はまだまだ続くでしょうし、それがまた市場の想定外、例えばFRBから利上げ維持の発言が出てくるなどして株価下落なんてありえますよ。
だって昨年8月のジャクソンホールからずっと間違ってきたんですから。自分勝手な利上げ鈍化期待で株価を急騰させ、あまつさえパウエル議長から釘を刺される有り様ですからね。
彼らにとって想定外のことが起こるとしたら、間違いなく利上げ維持が長期化することがFOMCなどで明らかになること。
そのたびに株価が売られるんでしょうね。
まとめ:予想外を想定する
なのでアメリカのインフレについては予想外の長期化をも想定しないといけませんね。
市場が先走って株高になることもありますが、騙されないことです。
特にこの利上げ鈍化期待は昨年から何度も間違ってましたので。
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