アメリカのインフレ未だに強し。市場は利上げ鈍化を再び見誤る。

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みなさんどうもFOMC。ダウ平均がドカッと下げて、正直「ほれ見たことか」と声を大にして言いたい@xi10jun1です。

昨日発表された米個人消費支出ことPCEデフレーターの数値が予想よりもさらに上振れたことで、アメリカの市場は再びドル買い株安となっています。

昨年に引き続き、また市場は間違えたということです。

利上げ鈍化期待が先行し過ぎ

こちらは2022年2月から2023年2月まで1年間のダウ平均のチャートを表した画像です。

ちょうど昨年の今ごろに利上げが本格化して株価が下がっていたんですが、7月ごろにかけて持ち直しています。これは利上げ鈍化期待によるもので、この時期に市場ではジャクソンホールでのパウエル議長の発言に注目していました。

で、その8月のジャクソンホールにてパウエル議長から利上げ鈍化どころか長期化するとの見通しが出て、株価が下がっています。

しかしその後、何度も利上げ鈍化期待上げを繰り返すものの、FOMCの度に「金利上昇は維持」の路線を聞かされて期待剥落よろしく株価が下がっている。

これを何度も繰り返しているのが現状の株価で、この半年間、利上げ鈍化期待が先行し過ぎなんです。

年内の利下げは困難

利上げについては先日のFOMCの議事録発表にもあった通り、年央つまり6月頃までの利上げ路線は維持される見通しとなっています。

インフレ長期化への対策と、労働市場や国内の物価の見通しを丁寧に見ていくFRBの姿勢から考えても、年内に利下げになる可能性は極めて低いと考えるのが自然です。

現状の米個人消費支出から見ても、物価に関してポジティブな話題は出てきません。実体経済よろしくアメリカの一般消費者のインタビューを見ても、物価高が酷いとする話題が目立ちますし。

とはいえ、アメリカは良くも悪くも内需が強い国ですし、先々を見越して動く株価が利下げを想定して動かないわけがない。

なので株価はやや強めの下支えを以って動いていくのでは?と思っています。利上げを織り込みだしてしばらく経つ状況でもあるので、上記の画像のように、極端な下げトレンドは起きにくいはず。

ブラックスワンでもない限りはね。

まとめ:やはりまだ金利の動向次第

利上げ鈍化期待が先行している現状ですが、既に織り込みだしている点を踏まえれば、下値を掘るのも限定的かもしれません。

実際、ここ半年のダウの値動きは下値を掘るような様子がありません。

しかし金利の動向が想定外になった場合、思わぬ売りに巻き込まれる可能性も。インフレ長期化がいつ終わるのか、誰にも予測できませんからね。

それにアメリカだけではなく日本の金利も気になるところ。日銀に新総裁が就任する予定ですので、日米の金利の動向が今後の焦点でしょう。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2023年2月25日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun


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