投資における利回りとリスクの関係性を理解していないと騙される

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みなさんどうも株式投資!様々な投資をしてきて、やっぱり株式が一番面白いなと思う@xi10jun1です。

金融を勉強していくと『利回りが2桁を超えるような金融商品は、大体リスクがデカすぎるか詐欺』ということが分かってきます。

ところが、毎年毎年、出資金が戻ってこないなどの投資詐欺事件が後を絶たないわけです。なぜなのか。

一般的な利回りの水準を理解していない

結論から書くと、根本的な金融の知識が乏しいからああいった事件が減らないわけです。

例えば不動産の利回りには、表面利回りと実質利回りがあります。

表面利回りはいわゆる単純なリターンのこと。利回り5%の不動産に2,000万円投資したら、リターンは100万円です。

そして実質利回りは、表面利回りから費用を除いた最終的なリターンのこと。表面利回り5%の不動産に2,000万円投資してリターンは100万円、そこから必要経費が30万円かかっていたとしたら、実質利回りは3.5%(=(100-30)/2,000)になります。

一般的に、不動産投資のリターンは3%~6%が標準です。これは営業努力で増やせるとかいうものの類ではなく、まともに運営したらこのくらいの値に収束するという値になります。

つまり、これ以上の利回りが出てきたら、何らかの異常な出来事がどこかで起きていると見るべきなのです。

これは他の投資でも同様。標準的な利回りから逸脱したリターンがあった場合、そのスキームのどこかに何らかの異常があるはずです。

詐欺という異常

で、いわゆる投資詐欺の案件というのは、必ず異常値で人の目を引いてきます。

不動産投資なら利回り何十%以上とか、なんらかの事業への出資なら元本保証など。

一般的な利回りの水準を正しく理解していたならば、そういった話が来てもスルーできます。が、ちゃんと理解していないと引っかかってしまいます。人類の歴史を見ても、『夢のようなリターンの投資』なんてものが長続きした記録はありませんからね。

だから、『これまでの投資では考えられなかったリターン』なんてものが、そこらへんのおじさんやおばさんからやってくることはあり得ません。仮にそんなものができるとしても、我々とは住む世界が違う、金融工学を駆使するような頭のいい人たちから発表されるもんです。

昨今の仮想通貨が良い例でしょう。『投資すればものすごいリターンが』なんて話が回ってきたころには、もう仮想通貨の市場は崩壊していましたからね。最も儲けたのは、初期段階から仮想通貨に投じていた人たちだけです。

まとめ:一般の世界にやってくる投資話は100%詐欺

昨年、知人のお年寄りが、フェイスブック経由でやってきた仮想通貨系の出資案件の案内メッセージを熱心に読んでいたんですが、まぁありえない言葉のオンパレードでした。

最近になって、その案件を紹介していた別の詐欺グループが逮捕されていましたが、ああいう話に乗っかってしまう人は一体どんな人生を歩んできたのだろうか・・・。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2019年9月8日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun