親ガチャに過剰に反発する人たちの正体とメカニズム
みなさんどうも親ガチャ。2021年はいろいろ当たり年の@xi10jun1です。
親ガチャという言葉がニュースやメディアで取り上げられるなどしてから、ほぼ毎日くらい盛り上がっていますね。
で、『努力がー』『自己責任がー』と、一部過剰に反発をしている勢力があります。
親ガチャに過剰に反発する人たちの正体とメカニズム
結論から言ってしまうと、親ガチャに過剰に反発する人たちは、その概念を認めてしまうと頑張ってきた自分の人生の否定になりかねず、自らの自尊心が傷つく事態になると思ってビックリしただけですね。
日本に来て初めて地震を経験した外国人みたいなもんで、滅多にないからつい声が出ちゃったという感じでしょう。
しかし『滅多にない』からこそ、親ガチャという言葉を『努力しない奴らの言い訳』と浅はかにも考えてしまうわけです。
だって、親ガチャに外れた経験がない、外れるという概念がないから。
親ガチャに過剰反応する人たちが勘違いしていること
残念ながら、そもそも人生がガチャでできています。
国、時代、親、才能、環境、学校、友人、異性、会社などなど。
そしてこれらは、細かく見ていけば多少の入れ替わりはあるにせよ、おおよそ次の2つに分類されます。
- 自分の力では変えられない:国、時代、親、才能
- 自分の力で変えられるかも:環境、学校、友人、異性、会社
今回大きく話題になっている親ガチャは、『自分の力では変えられない』側面があります。
例えば、親による虐待が原因で命を落とす子供は、不運にも親ガチャに外れてしまったと見ていいでしょう。死んだのは虐待に抵抗せず助けを求めなかった子供が悪いんですか?って話です。
そもそも子供が自立して働けるようになるまで最低でも15年、基本的には18年~22年はかかるわけですよ。それはつまり親の影響が子に及ぶ『自分の力では変えられない』時間なのです。
少なくとも20年近く親ガチャの影響下にあって、本当に『努力でなんとかできる』んですか?
そして親ガチャに過剰反応する人たちが最も勘違いしているのは、親ガチャという言葉を使う人が『自分の人生が上手くいかないのは、100%親ガチャに外れたのが原因と考えている』と思い込んでいる点です。
誰もそんなこと言ってません。
要素の1つだ、って言ってるんです。
そりゃあ努力でなんとかできるものだってありますよ。学力やお金を稼ぐ能力とか、後からどうにかできる・できた例は山ほどあります。
でも人生何が起こるか分からないでしょう?親ガチャ以外にも国、時代、才能、環境、学校、友人、異性、会社とガチャはたくさんあるんですから。
冒頭で書いた通り、自尊心が傷つく事態が滅多にないから早とちりしてるんです。
まとめ:なぜガチャに左右されない世の中にしようとは思わないのか?
残念ながら親ガチャは存在しますし、社会問題でもあります。
親ガチャに過剰に反発する人たちは、おそらく親ガチャに当たった人たちです。しかしここにきて、あなた方は親ガチャに外れた人の存在を知ったはずです。
ガチャに当たったのなら、そうじゃない社会にしようとは思わないんですかね?思ってないからそれを本人の努力不足かのような扱いをしてしまうんでしょうけど。世間知らずというか想像力不足というか。
いずれにしても、少なくとも僕は、ガチャに左右されない世の中になってほしいなと思っています。
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