『世界一やさしい日経225オプション取引の教科書1年生』レビュー!オプションをもう一度勉強し直したい方にオススメ!

2017年10月26日オプション

みなさんどうもオプション!オプションの知識がうろ覚えだった@xi10jun1です。

前回、染谷昌利さんのオンラインサロン『ギガ盛りブログ飯』を経由して、日本実業出版社様の『「数字」が読めると本当に儲かるんですか?数字オンチのための「儲かる会計が肌感覚でわかる本」』を献本していただきました。

今回はそのうろ覚えだったオプションを学びなおすために、『世界一やさしい日経225オプション取引の教科書1年生』を読みましたので、レビューしていきたいと思います。

『世界一やさしい日経225オプション取引の教科書1年生』概要

まずは書籍の概要から。

  • 著者:岩田亮(いわたりょう)さん
  • 出版社: ソーテック社
  • 出版日:2017年8月15日

著者の岩田亮さんは、225オプション投資倶楽部「オプコアPRO」を主催し、有限会社コアネット資産管理研究所(投資助言業・関東財務局長(金商)第718号)代表取締役でいらっしゃいます。

オプコアPROはこちら→225オプション投資倶楽部・オプコアPRO | 225オプションのトレードをサポートする会員制投資クラブ

そしてなんと著者本人様がご出演のYouTube動画がありましたので、こちらも合わせてご覧ください。

書籍全体レビュー:オプションの全体像がつかめる

投資の世界でも、とりわけオプションは取っ付きにくい分野として有名です。冒頭で書いた通り、僕もうろ覚えでした・・・。

でも本書はオプションの基礎から戦略、やってはいけないこと、さらには失敗談まで網羅されているので、確かにオプションの1年生向けの本です。

また本書でも明記されていますが、内容がやさしくて分かりやすいという意味ではなく、扱っている戦略がシンプルで分かりやすいというのは本当です。

  1. このルールで
  2. こうなったときに
  3. こうだったら取引して
  4. こう決済する

が、数字を用いながら、とても丁寧に書かれています。

その意味では、特にFXや先物取引の経験がある人だと、さらに読み進めやすいのかなと。投資初心者や株しかやったことない人だと、本書を何度か往復して読むことになりそうです。

良かった点:読み手の資金量を考慮した手法の提案

本書で主に取り上げられている手法は、コール売り、ニアプット買い、ファープット買いの3つです。

僕がオプションについてうろ覚えだったのは、オプションの取引にかかる資金が高額だった(本書ではコール売り戦略でも最低100万円は用意したほうがいいとある)ため、『いつかまたやろう』と先延ばしにしていたのが原因です。そうなると、せっかくの学ぶ機会も遠のいてしまいます。

なので比較的少額で取引が可能(といっても20~30万円は必要)な、ニアプット買い、ファープット買い戦略も紹介されているあたり、読み手の資金量がちゃんと考慮されているのかなと感じました。

当然それぞれの戦略について、特性やポジション管理、決済のタイミングやヘッジの方法まで非常に丁寧な解説がなされています。なので「じゃあこの戦略から始めてみようかな?」と、オプションが取っ付きやすく感じられます。

残念だった点:年金や世界の金融市場の不安からオプションにつなげている点

本書では年金や世界の金融市場の不安から、オプションも活用して"自己年金を作ろう"と提言されています。

ですが本書にもあった通り、オプションは株やFXとは異質の世界です。年金はともかく世界の金融市場が不安ならば、初心者に対しては、わざわざ取っ付きにくいオプションは投資の選択肢から外すことを推奨すべきかなと。

元々オプションは、株や投資信託に比べると一般的な投資とは言えません。本書の3ページにも、マニアックな世界って書いてあるくらいですからね。「分からないものには投資しない。」は、投資の大原則ですし。

だからこの本を読む人は、“オプションの世界では初心者や1年生"というだけで、本当に投資の初心者ではないと思います。その点を考えると、この部分はカットしても良かったのかなと。

まとめ:オプションをもう一度勉強するのに最適な本

とはいえ、うろ覚えだったオプションの理解がようやく深まりました。

とりあえず「コールとかプットがよく分からない」「オプションって結局何なの?」「何をしたら儲かって、何をしたら損するの?」といった、もう一度勉強し直したい、知識として知っておきたいようなレベルの人にオススメしたいです。

それでも分からない、取っ付きにくいのなら、手を出すべき投資ではないということですからね。

さて、僕もニアプット買いから始めてみようかな。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2017年10月26日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun