元就職浪人が伝えたい就活失敗しないために必要な4つのこと

2015年2月8日就活

そろそろこんな心境に陥っている就活生が出てくるはず。

「就職できなかったらどうしよう。」

かく言う僕がそうだったのです。就職浪人でした。

だから就活失敗した先輩として、これからあなたに起きることと、そのあとのことについてガチで書いていく。そう、ガチで書いているから少し長いかもしれない。でももし気に入ったら、ツイッターでもなんでも誰かにシェアして欲しい。

あんまり聞けないでしょ?就活に失敗した人がどうなるか。

どうなったか。

就職浪人まであと2か月

大学4年。

単位は取り終えた。みんな就活が終わって、卒業旅行に行っている。

僕。

面接5分前。

「志望動機を教えてください。」

・・・手ごたえはあった。

でも、また落ちた。

とにかく就職のことで頭がいっぱいで、卒業旅行どころじゃなかった。焦燥感に次ぐ焦燥感に襲われ、毎日毎日大学に行き、就職支援相談室で求人票を眺め、履歴書を書くの繰り返し。

就職浪人まであと1か月

たぶん、上までが2月に起きることです。

2013年2月当時の僕ですね。

そして3月になっても相変わらず就活は続き、履歴書書き、面接の繰り返し。

最終的に、卒業式で人生最大級の孤独感に襲われる。

「4月から社畜とか辛いわ~」

などと騒ぐ友人知人を前にして、何も言えなくなる。

言われなくなる。

ゼミの先生、行きつけの喫茶店の常連さん、小料理屋のママさん、親から何やら励ましみたいなのがメールなり言葉なり来るんだけど、まったくありがたくない。

とりあえず、ありがとうとか頑張りますとか、そういうことしか言えない。

まだ決まらない。

4月からどうすんの。

奨学金払わなきゃ。

親に申し訳ない。

留年できる金はない。

何したらいい。

いっぱいいっぱい。

卒業。

そして就職浪人へ。

卒業後4~5月就職浪人へ

そして就職浪人になって実家に帰ってきた。

仙台の大学だったので、一人暮らししてたアパートを引き払ってきた。

3月にギリギリ履歴書を出した会社へ面接に行ったけど返事がない。仕方なく地元のハローワークで新卒求人をうろうろして1か月半。

「あの、仕事探してます?」

・・・

えっと、ここまでが僕の就活でした。

なんか唐突に終わった感じがしますが、本当にあっけなく就職浪人終了です。最後はですね、前の勤め先の人にハローワークで声をかけられてそこで決まったんです。

ちょうど求人を出そうとしていたところに、僕がいたって感じです。

※本来こうしたハローワークでの「声かけ就職」は危険とされています。なぜなら「腕や背中に消えない絵を描かれた方々」が関係している可能性があり、犯罪に加担または巻き込まれる可能性があるからです。僕はそれを後で知って震えが止まりませんでした・・・。

ただ前の勤め先も当時は個人として始めたばかりだったようで、「お給料は今出せないから、市の就職支援事業に参加して職業体験という形で来てもらうから。」ということでした。

これは当時福島市で行われていた「スタートダッシュ応援事業」というもの(今は廃止)。求職者への就職支援の一環として参加者に一定の研修を受けさせ、実際の企業に1年限定で「職業体験」として仕事に行くというもの。

そして仕事のお給料は市から出ていました。正確には市が出している就職支援事業のためのお金なので、言わば市民の税金からお給料を貰っていたことになります。で、そのお給料をもらって勤務していたのです。

で、1年が経って職場体験が終了し、そのまま就職ということになりました。

そんな元就職浪人が伝えたい、就活失敗しないために必要な4つのこととは次の通りです。

諦めると就活に失敗する

僕のような事例は、もしかしたら就職浪人の人たちの参考にならないかもしれない。

ハローワークでほぼ面接なしで就職したようなものだから、「運が良かっただけだろ!」って言うと思う。実際そうなのだから言い返しようがない。

それでもたった1つだけ言えるのは、その運を掴んだのは僕が「諦めなかったから」

もし就職を諦めて、就職浪人のまま取りあえずのアルバイトとかニートとかになってたら、たぶん就職できなかったかもしれない。今もってまだアルバイトだったかもしれない。今もってまだニートだったかもしれない。

よく就職は「縁」って言葉があるけど、ぶっちゃけ「運」だから。

いくら面接の練習したって、自己PR工夫したって、面接する人が「いらない」って思ったらいらないんだから落とされるしかない。それは音楽の趣味だって女の子の好みだって、人それぞれ違うんだから当たり前で、ハマるかハマらないかだと思う。

ここまできて内定もらえなかったということは、あなたにハマる面接官に巡り会えなかっただけだから、あんまり気にしすぎなくていいよ。そういう巡り会わせのことを「縁」って呼ぶんじゃないかな、みんなは。

ただその「縁」とか「運」みたいなもんは、やっぱり自分次第なんだよ。就職浪人に成り下がった僕が掴んだ、こぼれ球みたいな運でも、諦めてたら拾えなかったわけだし。

ホント、諦めるのが最悪の手。

取りあえずの就職でもいい。

マジで諦めるな。

もっと情報を仕入れないと就活に失敗する

先ほどの「スタートダッシュ応援事業」というのは、僕が声をかけられて初めて知った制度でした。

もしこれを就職浪人になってすぐ知っていたら、絶対に飛びついたと思う。就職、就職って前のめりになりすぎて、もっといろんな情報が転がっていたことに気が付かなかった。

たぶん地方の方が、就職浪人や既卒向けの制度を設けている可能性が高いと思う。都市部に就職してしまう若者を繋ぎ止めようとしているから。

だから万が一僕みたいに就職浪人になっても、こういう制度とか就職支援の事業みたいなものをもっと調べてみたほうがいい。

ハローワークでも就職浪人向けの資料が置いてあるはずだし、ネットで調べてみるのもそうだ。

とにかく「知らない」という機会損失は、本当に精神的ダメージがデカい。

挫折を知らないと就活に失敗する

たぶん就職浪人予備軍の人は、僕と同じで大学で単位をきちんと取って講義にまじめに参加し、バイトやサークルの活動をそれなりに行ってきたはず。

だから、挫折を知らない。

今までの人生の中で、そういう経験なかったんじゃないかな?

異性にフられたとかいうレベルの失敗じゃなく、『就職浪人になるかもしれない』という自分の人生が脅かされている今の吐きそうなほどの感覚。

※本当に吐きそうな人はこっちの記事もあとで確認してみて

https://ytrsdijun.com/archives/4644

就職できなかったらどうしようって、今本当に必死になっていると思う。目標にしていた会社に就職できず、取りあえずで受けた会社もダメで落ち込む。

挫折だね。

でも今ここで人生の危機があって、それに対して本気で考えて動いている時間ってこれからたくさんあると思う。それを今経験していると思えばいい。

ちなみに僕は2015年2月でクビ。勤め先が儲からなくなって、「これ以上雇えない」って。これまた人生の危機だ。

だけど、これから僕は自営業でやっていこうとしている。就職できなかったときに必死になって考えて動いた経験があるから、不安はあってもそんなに吐くほどのものじゃないんだ。

「二番煎じ」ってやつ。いい意味で。

経験が役立つって、不安とか苦痛っていうのが二番煎じに感じられる、という意味もあると思う。

この記事を見ている就職浪人予備軍のみんなが、このあと就職できるかどうかは分からない。でももし就職できなくても、その挫折の経験が生きてくる時期が必ずくるから、はじめに書いたように諦めないで欲しい。

追記:ちなみに2019年11月現在、まだ自営業として活動しているよ。

危機感が無いと就活に失敗する

先ほども書いたけど、僕は2015年2月でリストラです。

就職浪人からようやく就職した会社なのに2年も経たずにリストラなんて笑えない話だけど、今会社なんて2年もあったら変わるからね。

大企業の不祥事が相次いでいるし、中小企業も似たような事例がいっぱいあると思う。大体多いのは長時間労働、休日出勤、低賃金労働。つまりブラック企業だ。

これからそうなる可能性は忠告しておく。

嫌だよね。

ならどうするか。

「せっかく就職したのに、リストラされるかもしれない」「希望の就職先だけど、辞めるかもしれない」という危機感を持って、実際そうなったときの対策を考えながら社会人を1年、2年と過ごすんだ。

企業の寿命は短くなっているし、本当の安定した企業なんて存在しない。長期で安定しているのは公務員くらいだけど、正直公務員も将来的に怪しいと思う。AI(人口知能)やシステム開発の進歩で、特に事務系の仕事は確実に危ない。

いつでも1人で仕事ができる、あるいは転職できる覚悟が必要な時代なのは確か。ひとまず「食っていくのに困らない何か(就職先に困らない実力)」は必要かな。

僕の場合、勤めたのはWeb作成の小さい個人事業のところだったから、今こうしてワードプレスでサイトを作れるようになった。だから自営業でブログとか他のサイトとか作って運営している。

就活始めたときは、「安定しているところに就職したいな」とか「地元就職がいいな」とか漠然とした希望があった。結局ダメで就職浪人。

でもそんな就職浪人だった僕が、いつの間にか自営業なんだよね。

人生分からんよ!

まとめ:就職浪人になっても諦めないでくれ!

すげぇ長々と書いてきたけど、書けることは書ききった。

  • 諦めない
  • 情報を仕入れる
  • 挫折を味わう
  • 常に危機感を持つ

僕の記事が参考になるかはわからないけど、「もし就職浪人になったら、こういうことになるんだな」っていう1つのモデルケースは示せたと思う。

とかく日本の企業は景気の悪化に著しく弱いので、万が一不景気に逆戻りしたら、僕と同じ既卒の就職浪人という地獄を味わう人たちが出てきてしまうでしょう。

でも今は有効求人倍率も大卒の就職率も改善され、就職浪人になる人のほうが少ないのかもしれません。

新卒の学生さん。

ならびに就職浪人や既卒・20代フリーター・第二新卒の皆さん。

まだまだ時間とチャンスがありますから、絶対に諦めないでください!

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2015年2月8日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun


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