今の市場は悪材料を織り込んでいるのではなく無視しているという話
みなさんどうもダウ平均。市場の間違いに釣られないようにしている@xi10jun1です。
直近のダウ平均がドカッと盛り返して上がっているんですが、これがまた利上げ鈍化期待というね・・・。
金利が株価に影響を与えるのはいいとしても、どうしてこうも間違うのだろうか?
悪材料を織り込んでいるのではなく無視している相場
最近の日経平均の値動きがこちらです。
ここ数か月はずっと25,000円~28,000円あたりをウロウロしていて、下がっているときは大体アメリカの金利が話題になったときです。
8月下旬のジャクソンホールにてパウエル氏により利上げ維持の声明が出されたときの下げっぷりが、実に滑稽なんですわ。実体経済を無視して利上げ鈍化期待の一点張りで上がっていた分が、一気に帳消しになったんですから。
その後もFOMCが近づくたびに利上げ鈍化期待が出て、否定されて売られてをずっと繰り返しているんです。
これが市場の間違いじゃなくて何なんですか?って話です。ウクライナ情勢や中国経済を無視して、アメリカの金利ばかり見ているからこういう値動きになる。
アメリカの金利の上昇はすなわち国内の状況を表しているわけで、大口の金融機関やヘッジファンドの都合で動くわけがありません。そりゃあいつかは利下げのタイミングがあるのでしょうけど、なんか前のめり過ぎません?
『もういい加減、株の買いポジで儲けたい。いや儲けさせろ!』と言わんばかりに利上げ鈍化期待が出てきて、で、否定されて下がる。同じ過ちを、ここ数か月何回も繰り返してるのおかしくないですか?
だからこんな株価になるんですよ。
日本は金融緩和してるから25,000円以下にはならないにしても、アメリカの利上げ鈍化期待否定で下げてばかりいて、ずっと横ばいで上がらない。自国の経済の話で上がらない株価に、相変わらずがっかりです。
まとめ:今年いっぱいは利上げ鈍化期待で上がるだけ
『アメリカの利上げ鈍化期待』でしか上がらない日経平均が情けなくて仕方ありません。
金融緩和してる国の株価が、引き締めしてる国の政策に左右されるなんて、何度も書きますが本当に情けない。
とはいえ、おそらく今年いっぱいは利上げ維持でしょう。仮に利下げの話題が出るにしても年末くらいか。
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