今ある全ての広告は『こっちの都合に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ』になってる
みなさんどうもアドテクノロジー!広告の在り方に疑問を持っている@xi10jun1です。
今ツイッターでは『高校生がバイトでお金貯めてやっと車買った!』というツイートがバズっているんですが、そこに広告の観点から見て『既存の広告は終わった』とするツイートもバズっています。
実はずっとモヤモヤしていたこの広告について、上記2つのツイートでやっと得心がいきました。
今ある全ての広告はこちらの話を全然聞かない嫌なやつ
タイトルの通りなんですが、今ある全ての広告は『こっちの都合に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ』になってるんですよ。
例えば、オーバーレイ広告。あれ規制されましたよね。
下からヌッと出てきてスマホ画面のスクロールを邪魔するのが、ユーザビリティを損ねてしまったのです。
まさに『こっちの都合に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ』だから規制対象になってしまいました。いくらユーザーが『この広告うざい!』と思っても、簡単にはその仕組みが取り除かれないから。
ライザップの広告(CM)は好感度が高かった
一般的な化粧品のCMが特に顕著ですが、あれ見てると『綺麗な人は最初から綺麗でしょ?』なんて思うわけですよ。
世の女性はどう思っているか分かりませんが、まさに『こっちの都合(化粧のトラブル)に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ(綺麗な人は最初から綺麗でしょ?)』ではないでしょうか。
一方で、例えばライザップの広告(CM)は、割と好感度が高かった部類に入ります。
ダイエットができるジムのCMだったわけですが、ユーザーの『痩せたい』にいくつもの答え(あなたも対象です)を示したから好まれたんじゃないかと思います。
今は老若男女問わず『痩せたい』と思っている人がいます。それも『変な健康食品や怪しいダイエット法ではなく、正攻法で確実に痩せたい』という欲求があるわけです。
ライザップのCMは、ユーザーの話を聞いて、且つそれをちゃんと具現化したわけです。様々な芸能人や有名人を使うことで、対象となる人の幅を徐々に広げ、それでいて結果を残すビジュアルに訴えました。
そりゃ効果抜群ですよね。『自分と同じようにポッコリと腹が出ていたあの有名人が、ライザップでああなるなら自分もイケるんじゃ?』って。それにブログやSNSを見ている人なら、そのダイエットの様子を逐一確認できますからね。
まさに『ユーザーの声を聞いて、且つ具現化させた』わけです。
まとめ:押しつけがましくてユーザーの事情を汲み取れないような広告は流行らないし伝わらない
なぜオーバーレイ広告が嫌われて、ライザップのCMは好かれたのか。
それはまさに『こっちの都合に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ』と、『こっちの都合に耳を傾け、且つ悩みや問題を正攻法で解決してくれる何か』の差だったのではないかと思うのです。
遡って、車のCM。
遊び心のある車、買い物に便利な車、カッコいい車、オシャレな車のCMはたくさんあります。
でもそれって『車好きだけど金のないユーザー』にいくら訴求しても、『こっちの都合に土足で割り込んで勝手なことをベラベラ喋る癖に、こちらの話は全然聞かない嫌なやつ』じゃなかろうか。
もちろんターゲティングとかマーケティングの緻密な計算があるのでしょうけど、どうやったらあの高校生のような広告が作れるのか。
今一度、見つめ直す時期に来ているのではないでしょうか?
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