株初心者の方は「材料出尽くし」「織り込み済み」を知っておいて!
どうも!株価に翻弄される毎日の@xi10jun1でsゴフッ(;゚Д゚)
えー、僕は平日、株やFXの運営日記をブログで書いているのですが、読みかえすとヒドイ取引ばっかりで・・・。目が腐ってんじゃないかと心配になります。
そんな中で一番多いミスが、今回の記事タイトルなんです。
上場企業の業績発表について
投資関連のサイトとかで、1Qとか2Qとかって見聞きしたことありますか?
Qは、quarter(4分の1)を意味する言葉の頭文字で、企業が3か月ごとに発表する決算発表のことを短くした言葉なんです。1Qは第一四半期決算、2Qは第二四半期決算というように表現されます。
上場企業は基本的に3月決算のところが多く、その発表は主に次のようになっています。
- 第一四半期決算(1Q):4月~6月の業績を7月~8月に発表
- 第二四半期決算(2Q):7月~9月の業績を10月~11月に発表
- 第三四半期決算(3Q):10月~12月の業績を1月~2月に発表
- 第四四半期決算(4Q)と通期決算:翌年の1月~3月の業績を通期決算と同じく4月~5月に発表し、6月に株主総会
ちなみに、こうした決算の発表というのは、会社が何月に決算をしているかによって異なります。9月決算のところもあれば2月決算のところもあります。
「なんで業績いいのに株価下がってんぬぉー!ギャピー(ノД`)・゜・。」
さぁ、問題のこの見出し。
何度枕を濡らしたか分かりません。今日も今日とて、びっちょびちょです。
まず、株価ってなんで上がるの?って聞かれたら、初心者はこう考えます。
- 業績がいいから
- 商品が売れているから
- 新しい商品やサービスが出たから
あ、正解です。間違いありません。
でも、「株価ってなんで下がるの?」って聞かれたときも、これらが正解になるときが金融の世界にはあるんです。
「材料出尽くし」や「織り込み済み」という名の売り
例えば、業績が好調であると分かっている銘柄があります。
株価もそれなりに上がっていて、次の決算発表も期待が持てます。
「よっしゃー、買いだべ(=゚ω゚)ノ」
そして、決算発表で予想通り業績が良かったとします。
「よし!もっと上がるぞ!」
なんでどぅゎー!
これがいわゆる「材料出尽くし」あるいは「織り込み済み」ってヤツです。
この銘柄は業績がいいことがみんな分かっていました。
だから株価が上がっていたわけです。
ということは、次は業績が悪くなる(この決算発表が業績のピーク)かもしれない、あるいはもうこれ以上新しい商品やサービスの情報が出ないかもしれない、とも見てとれます。
つまり、業績の良さは「織り込み済み」だったので、決算発表までは株価は上昇していた。そして、発表後は「材料出尽くし(もうこれ以上いい材料は出てこない=株価は上がらない)」と判断されたため売られて株価が下落した、ということなんです。
だから業績が良くても株価が下がるんです。株価は半年~1年先を見越して動いている、というのは有名な話ですが、その意味はまさにここにあります。
当然、逆のパターンもあります。
「悪材料出尽くし」と判断されて、業績が赤字でも株価が上がることがあります。
投資家としての2つの戦略
この場合、2つの戦略を取ることができます。
- 決算発表での下げを見越して空売り(信用取引)を行う
- 決算前に銘柄を売ってしまう
下がる可能性があるなら、信用取引で空売りして儲けを狙えます。
ただし、予想以上に業績がいいときは決算発表で思いっきり上がります。この辺の見極めが相当難しいので、事前に売り逃げてしまうのも手です。
こうした側面もあり、決算発表後も株を持ち続けることを「決算ギャンブル」なんて呼ぶようです。売っても買ってもギャピーな状況に置かれるかもしれませんから。
初心者だと信用取引は難しいので、2のように売ってしまうのが得策となります。
これをもっと早くに知っていれば、余計な損失に頭を悩ませることもなかったのに・・・。
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