農家の祖父が「インターネット百姓」と称する僕らは生業を奪われることを正しく恐れよう
どうも!どら焼きはこしあん派の@xi10jun1です。
今日は、母方の祖父と、庭の草木の剪定作業を行っていました。
僕は切りくず拾いでしたけどね(;^ω^)
パソコンをいじっている僕を見て祖父「情報盗んでるのか?」
「一服すっぺない!」
作業がひと段落したので、「どっこいしょ」と家に上がり、祖父と休憩(のことを「一服」といいます)。
休憩中、僕がパソコンをカタカタといじっていると、祖父が衝撃の一言。
祖父「なんだ?パスコンで情報盗んでんのがぁ?」
僕「ほだごどしっちねぞい!おらいの作業だ。」
祖父「ほぅが。いやなんだっで、こだちっちゃこい字ぃばっかでわがんねな、は。」
僕「読まんにんだべは?」
祖父「ほだで。まったぐ、ほだごどよぐやっでられっごど。」
はーい、和訳しますねー!
祖父「なんだ?パソコンで情報盗んでるのか?」
僕「そんなことしてないよ!僕の作業だよ。」
祖父「そうか。それにしても、こんなに小さい字ばかりでもう理解できない(手に負えない)なぁ。」
僕「(小さくて)読めないの?」
祖父「そう。まったく、こんなことよくやってられるよ。」
祖父との会話は訛り全開なのです(;^ω^)
で、そのあとにこのように続きました。
「インターネット百姓」だな
今の若い人らはみなしてパスコンパスコンだがんない。俺と同じ百姓。インターネット百姓だな。
言い得て妙とはまさにこのこと!
確かに、百姓だ。
本来の百姓とは
百姓っていうと農家をイメージしますが、言葉の意味としてはこんな人たちを指すこともあったようです。
古代末期以降、多様な生業に従事する特定の身分の呼称となり、具体的には支配者層が在地社会において直接把握の対象とした社会階層が百姓とされた。この階層は現実には農業経営に従事する者のみならず、商業や手工業、漁業などの経営者も包括していた。
引用元:百姓 – Wikipedia
農家だけじゃなくて、漁業やお店を経営する人など、生きるために働いている人たちが全部まとめて百姓と呼ばれていたんですねぇ。
その後、百姓という言葉は農家を指すようになっていきました。
でもこれ、まさに現代のことを指しているんじゃないかと思うのです。
インターネットという世界で百姓として働く現代人
日本のインターネット人口は今どれくらいでしょうか?
平成25年末のインターネット利用者数は、平成24年末より392万人増加して10,044万人(前年比4.1%増)、人口普及率は82.8%(前年差3.3ポイント増)となった
およそ9割の日本人が、インターネットを利用しているそうです!
そして、そこで働いている人たち、つまり「百姓」が大勢います。
メールやファイルの送受信をしているサラリーマン、ブログを書いているブロガー、サイトの記事を書くwebライター、株式を取引する投資家、ネットショップの運営者などなど・・・。
インターネットという農地で、各々が得意なこと、やりたいことを生業にして生きているのが現代のインターネット百姓なのでしょう。
インターネット百姓も生業を奪われるかもしれないことは例外じゃない
さて、このインターネット百姓たる僕らは、1つ気をつけなければならないことがあります。
生業を奪われることです。
これまでは母方の祖父、ここからは父方の祖父のお話です。
かやぶき屋根の生業を奪われる
亡くなった父方の祖父は、かやぶき屋根の職人でした。
ちょうど、こういう屋根です(;^ω^)
しかし、瓦屋根が普及するにつれ、仕事が減り、職を失ってしまったのです。
このように、生業としていた仕事を奪われることは、インターネット百姓たる僕らも一緒かもしれません。
どのような形であれ、いずれ奪われる時がくるでしょう。
正しく恐れることで生業を奪われても生きていけるインターネット百姓であり続けよう!
祖父はその後、土木作業員として働いたり、農業をしたりして今の父を育てたそうです。
ただ、1つ思うのは、「生業の奪われ方」に時代は関係ないんじゃないかと。
新しい技術が生まれて仕事がなくなる、自分が病気や怪我で仕事がなくなる、震災のように突発的な災害で仕事ができなくなる・・・。
それでも生きていける人って、なんだかんだ言って「何か」あるんだと思います。
生業を奪われても生きていける何か。
もう現代人はネット無しじゃ生きられません。
だから、生業を奪われることを正しく恐れ、もしそうなっても、祖父の言う「インターネット百姓」として生き続けられる人でありたいなと今日は思った次第です。
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