米利上げ長期化の見通しとリセッション入りの影響考察
皆さんどうもリセッション。アメリカの金利の動向を調べている@xi10jun1です。
先日のFOMCでは利上げ鈍化よろしく0.5bpの利幅となったわけですが、引き続き金利の上昇は続く見通しになったことで株が売られました。
金融引き締めなので売られるのはいいとして、問題はリセッションの規模です。
米金利高で住宅市場は急速に冷え込んでいる
アメリカの住宅ローン金利が一時7%になったことは記憶に新しいですね。3,000万円の家を35年ローンで買って返済していくと最終的な総額は8,000万円を超えるという、まさにクレイジーな金利ですから。
実際はそんな極端にはならないにしても、現状の金利が住宅購入予定者にとってみれば不利な状況であることには変わりありません。当然『金利が高すぎて買えない』という状態になり、新築の家が売れなくなります。
付随する会社、まして住宅業界ともなれば多くの企業が軒を連ねるわけですから、全体として収益が悪化して景気を冷やしてしまう。
先日のFOMCで米金利の高止まりが示唆されていたので、ますます住宅市場は冷え込みが続くでしょうね。
リーマンショックのような事態は起こらないはずだが
こういうときに出てくるのがリーマンショックですが、当時とは事情が全く違います。
詳しい説明は省くにしても、金融市場の失敗と住宅市場の問題は同列じゃないですから。
それにリーマンショックを教訓にアメリカの各金融機関は規制を強化していますので、よほど不測の事態が起きない限りは同様のリスクが生じるとは思えません。
が、住宅以外のローン、例えば自動車、奨学金、消費者金融などの金利も当然上がっているわけですから、ここで何らかのリスクが出る可能性は否定できませんがね。
まとめ:米金利のリセッションリスクは用心に越したことはない
現時点では今回のアメリカの金利の動向はコントロールされている状態と見ていいでしょう。
かつてのリーマンショックのような事態が起こらないような仕組みになっていますし、FRBもそういうことを引き起こさないよう慎重姿勢ですし。
ただ何が起きてもおかしくないのが経済というもの。用心に越したことはないですね。
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