日本経済最大の問題点『賃金上昇を価格転嫁できない病』を是正すべし
みなさんどうも日本経済。消費税減税派の@xi10jun1です。
インフレの波がジワジワとやってきまして、スーパーで見る食品の値上がりっぷりに慄いています。
しかしこのインフレの問題は、特に日本経済にとってはもっと根深いんですよね。
賃金上昇を価格転嫁できない病
要するに『原材料を理由にした値上げはできても賃金上昇に伴う価格転嫁ができず、競争を人的資本や他のコストの削減だけで何とかしようとする悪癖が治らない状態』が日本経済最大の問題点です。
そもそもインフレって言うくらいですから、物価が上がっても同じくらい給料も上がれば何の問題もないわけですよ。
けれど日本はデフレの時間が長すぎて、個人も企業も物価の上昇に節約で何とかしようとしてしまう癖がついてしまった。
食事の量を減らしたり、人件費削減したり。本質的に必要な個所を増やすのが苦手なあまり、そのしわ寄せを立場の弱い者に押し付けてしまっているんです。
そうしてどんどん貧しくなったのが今の日本で、中間層の年収もとい可処分所得が減ってしまってもう取り返しのつかない状態になっています。
財務省だけが悪人じゃないが
数か月前のイギリスでトラックの運転手が時給4,500円なんてことが話題でしたが、これがインフレの正しい姿なんですよ。
インフレに対抗できるくらい生活費が稼げる職を欲する求職者と、人手不足や優秀な人材の確保に対応するための雇用者間の競争。これによって賃金が上がるのが普通です。
ところが日本はこれができない。とにかく賃金を上げたくないの一点張り。
こういう話になると『緊縮財政の財務省が悪い』みたいな話になってしまいますが、確かに責任があるとはいえ100%では無いでしょう。
やはり国民全体の意識が低すぎるのも問題です。
『インフレで物価が上がっているから節約しよう』になってしまっている。『インフレなら給料も上がらないとおかしい。価格転嫁してでも給料を上げるべき。』と、もっと賃金上昇を求めてもいいんじゃないかと。
まとめ:インフレの今こそ賃金アップを
『燃料費が上がって大変だから配達ルートを最適化して少しでもエネルギーコストを削減する。価格転嫁で値上げしたら他社に負けてしまう。』
配達ドライバーのインタビューでこんな話がありましたが、これが日本の賃金が上がらない理由であり元凶です。
なんとか賃金の上昇を価格転嫁してもいいようにできませんかね?
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