『自分の頭で考えよう』は判断力の話であって理解力のことではない。
みなさんどうも判断力。最近『自分の頭で考えよう』が一人歩きしてると感じる@xi10jun1です。
反ワクチンが『ワクチン接種しなくて良かった~』とフェイク画像付きで喜んでるようですが、この手の誤った情報を鵜呑みにしてしまう原因の1つに『自分の頭で考えよう』ってのがあります。
誤った使い方をしては反ワクチンになってしまいますよ。
『自分の頭で考えよう』の罠と本当の使い方
自分の頭で考えようってのは、例えば『ワクチンの情報もピンキリだし医学的な話は理解が困難だけど、より筋が通っているのはどちらか?を査収するプロセスが大事だよ』ってことなんですよ。
なので素人が有効性や安全性を自らの見識で断じること、ではないわけです。それは自分の頭で考えたのではなく、ただ判断を間違っただけ。
ここで言う筋とは、すなわち証拠。ワクチンが効くにしても毒にしても、その証拠がそれぞれ必要になります。
コロナ禍において前者は、仕組みと数値を以ってワクチンがどういうものがを説明してくれました。しかし後者は「接種後こんな症状が!」ってセンセーショナルな情報ばかりで、メカニズムの話が一切出てこないんですよ。
そんなに毒だと言うなら、LD50の値はどれくらいで、人間に対してはどれくらい投与したら死に至るのか、体内でどういう化学変化を起こしてその症状が出るのか、その上で現在投与してる量は致死量なのか、というあらゆる疑問に答えなきゃいけないのに一切出てこない。
そもそも言い出しっぺの自分が打って証明すれば?って話ですからね。
よって、筋が通っているのは前者というわけです。
なぜ『自分の頭で考えよう』として間違ってしまうのか
今回のコロナ禍にしても、かつての原発デマやHPVVにしてもそうですが、専門知識が必要で且つ目の当たりにしたとき素人はどう判断すればいいのか?という状況になったときの対処法を、多くの人が持っていないから誤った判断をしてしまうのです。
対処法を知っているか否かの問題なので、頭が良いとか悪いの話ではありません。
ただ、『自分の頭で考えよう』を『物事を理解しよう』だと解釈していると誤った判断をしてしまいます。人にとってより優先度が高いセンセーショナルな情報を第一に捉えてしまうからです。
なので『自分の頭で考えよう』というのは、より筋の通っているほう、より証拠が確からしいほう、より化学的なほうを選ぼうとする意志のことなんです。目の前の情報の正誤を断じることではありません。
まとめ:これからも騙される人が出てくる
これから先も何らかの危機が訪れると思いますが、『自分の頭で考えよう』を誤って理解している人達によるデマが横行するのでしょうね。
誤った判断で命を落とす。なんてもったいない・・・。
なんとか対処法が広まるといいんですが。
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