中国と香港発の株価下落はチャイナショックの前触れか?
みなさんどうもチャイナショック。そのくらいの買い場がそろそろほしい@xi10jun1です。
先日の中国と香港の株価下落がまだ尾を引いているかもしないと見ています。
というのも、チャイナショックの引き金としては十分な前触れなんですよね。
2015年のチャイナショック
株価を見てみましょう。
こちらは2012年~2021年の約10年分の上海総合指数の株価チャートです。
2015年にチャイナショックが起きたのは記憶に新しいですが、その後の値動きはおよそ経済成長している国の株価って感じはないですね。
本当にそのくらい成長するなら、アメリカくらい右肩上がりの一方通行になるはずです。もっと長い目で見れば緩やかには上がっていますが。
で、チャイナショック以降は、米中摩擦が起きた2018年に再び下落傾向になっています。
現在の状況はチャイナショックとは全くの別物です。2020年3月のコロナショックが起きて以降は金融緩和で上げてきているだけで、バブルで上がった2015年とは様子が違います。
香港の株価
続いて2012年~2021年の約10年分の香港ハンセン指数の株価チャートです。
2015年のチャイナショックでは同様に値動きしていますが、その後はチャイナショックをこなして高値更新している様子がうかがえます。
しかしやはり米中摩擦が原因で2018年からは失速。コロナショックを経て現在の金融緩和で上げている、という状態か。
下げ幅だけを見れば、2021年7月のドカ下げがコロナショック時に相当していたようですね。
チャイナショックの前触れか?
問題はこの2つの株価がチャイナショックの引き金として捉えられるかどうかですが、2015年当時はどちらも自然発生的なバブルが弾けた下げ方をしています。
現在は金融緩和で無理やり上げてきているので、上がり方の性質が異なるんですよね。
それに両方の株価とももう下げ切っている状態なので、さらに強力な下げ材料、それこそ米中の有事でもなければ更なるショックは起こりにくいと見ます。
しかし油断してはいけないのが中国で、国家の安全を脅かす存在であれば、例え権力者でも著名人でも強制的に従わせる政治を行うというリスクがあります。
そのリスクがいつ噴出するか、これが全く持って予見できないのです。
それこそ香港が民主派の逮捕など言論の自由を急に失ってしまったわけですが、いつか起こり得るとは言われていたとはいえ、その事態を予見できた人は少ないでしょう。
同じ理由で、2021年7月の下げも、中国当局が不動産の投機的売買を抑制する法律を制定したり、民間教育産業に対する締め付けを行ったりと急展開で起きてましたからね。
まとめ:チャイナショックはいつ起きてもおかしくない
リスクだけを追っていては投資などできませんが、だからといって無視して良いものではありません。
特に中国ともなれば国内の政治そのものがリスクです。急に台湾侵攻してアメリカとドンパチ、なんて可能性も否定できないのです。
いずれにしても、次のチャイナショックはいつ起きてもおかしくないと思っています。
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