インドの新型コロナウイルスの感染者増加が次の株安リスクオフになるか？

2021年5月1日ブログ,株

皆さんどうもリスクオフ。インドの新型コロナウイルスの感染者数増加は盲点だった@xi10jun1です。

一日の感染者数が40万人に到達するなど、新型コロナウイルスの感染者数増加が止まらない様子のインド。

生活習慣や宗教的な行動が原因でしょうけど、株安やリスクオフを招くかどうか。

インドのワクチン接種は進んでいたが

インドではワクチン接種が進んでいました。

報道ベースではありますが、1回だけ受けた人数にして1.24億人、日本なら国民のほぼ全員が1回受けている計算になるほどのワクチン接種数です。

参照：感染急増のインド、ワクチン足りていたはずが不足深刻に　輸出もしていたが – BBC NEWS

しかし人口が14億人もいるこの国では、1.24億人は10%程度。2回接種で約2,600万人ですから、全然追いついていないわけです。

インドの感染者数増加はリスクオフか？

ここで問題になってくるのが、インドの新型コロナウイルスの感染者数増加はリスクオフかどうかです。

4/30日時点の日経平均ですが、ここの下げは月末、週末、長期連休が重なった利益確定売りと見ていいでしょう。けれど、この下げにインドの新型コロナウイルスの感染者数増加が関係しているかと言われれば、正直微妙ですね。

これまでは新型コロナウイルスの感染者数が増えると、金融緩和期待で株価が上がる傾向にありました。

しかしそれも1年が過ぎ、各国がワクチン接種に乗り出し、一部は既にピークアウトするなかにあってこのインドの新型コロナウイルスの感染者増加は新たな変異株の発生がリスクになります。

それも既存のワクチンが効かないタイプの変異株が出始めるなどすると、一旦は問題の長期化懸念から下げが出るかもしれません。その後再び金融緩和期待で持ち直して、というループの相場かなと。

ただこの金融緩和期待というのも、そろそろ慣れが出てくるんじゃないかと。それに既にゼロ金利や経済対策を行っている国々が、さらにお金をジャブジャブにできますかね？って話で。

いくら金を市場に流したところで、根本的な問題が解決に向かわないことそのものがリスクとして捉えられてしまうことで、かえって金融緩和でもリスクオフになるんじゃないかと。

まとめ：金融緩和慣れで上がらない可能性

北朝鮮のミサイルみたいなもので、金融緩和に市場が慣れてしまって上昇が一時的なもので終わってしまうんじゃないかと思っています。

昨年のコロナショックで２番底を期待したけれどこなかったのだから、インドの新型コロナウイルスの感染者が増えて金融緩和期待で株が上がるはずが上がらないむしろ下げてしまう、みたいな事態も想定しておくべきかと。

いずれにしても、インドが心配ですね。