[マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル]レビュー!詐欺に遭う人は絶対にこれ言うよね・・・
みなさんどうも、詐欺対策!先日詐欺業者からお金を取り戻した@xi10jun1です。
その話はまたあとで書きますが、今日ツイッターで読んだブログをきっかけに、[マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル]という本をkindleで買って読みました。
僕自身は結構タイムリーだったものですから、どんなもんかな?と。
マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル:全体レビュー
マニュアルというだけあって、詐欺の手口と解説、陥りやすい罠、解決策・対策を、要点を絞って分かりやすく解説してくれています。
そして"マンガで分かる"と題している通り、詐欺の事例がマンガで紹介されているので、ストーリーで頭に入ってきますね。
理解しながら読み進められる
章ごとに設置されている、内容のまとめや補足を行うワンポイントアドバイス。最新の詐欺の手口などを紹介するコラムなどが掲載されており、「あー、なるほどね。」と理解しながら読み進められます。
タイトルのせいか高齢者向けのようにも見えますが、詐欺の手口は網羅的に紹介されているので、高齢者だけじゃなく、家族で読んで理解を深められるでしょう。
被害にあったらどうするか?の記載が欲しい
一方で「じゃあ実際に被害に遭ったら、警察や消費生活センターは具体的に何をしてくれるの?」という情報が掲載されていません。「#9110に電話しましょう」とか、「消費生活センターに相談しましょう」という決まり文句で終わっています。
いざこうした被害に直面すると、本人も本人の家族も、何をしていいか分からなくなります。せっかくマンガにしたんですから、実際に警察や消費生活センターに相談したらどうなるとか、解決した(お金を取り戻した)例とか、あるいは消費者団体訴訟制度の判例など、もっと総合的にマンガで紹介すべきかなと。
本当の意味で"マンガでわかるマニュアル"として、家に置けるような本であることを期待していましたが、ここはちょっと残念でした。
個人的に気になったポイント:詐欺に遭う人が絶対言うこと
この本の冒頭、第一章に、詐欺に遭う人の共通点が掲載されていました。
わりと有名かもしれませんが、これです。
自分は騙されない・自分は大丈夫と言う
本当に、これが一番危険な人です。
いわゆる正常性バイアス(=自分にとって不都合・不必要な情報を過小評価する状態)というやつで、例えば僕がこのブログ記事をツイッターにシェアしても、「自分は大丈夫」って思って読み飛ばしてしまうわけです。
でも本書にはこんな記述も。
ただし、正常性バイアスは、人が安心して生きていくための心のはたらきでもあるのです。道を歩いているだけで、「通り魔にあったらどうしよう」とか、家にいて「地震で家が倒壊し、大きな柱や家具の下敷きになったら死んでしまう」などといつも思っていたら、心が休まるヒマもなく、精神的にまいってしまうでしょ。
引用元:マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル
だからいつもと違う状況、あるいは新しい何かに直面したときに、この正常性バイアスに陥ってしまわないようにしないといけないわけですね。
まとめ:自分は大丈夫が一番危ない!
これだけITが発達し、情報社会になっても、詐欺というのはなくならないものなんですよね。常に新しい詐欺が生まれ、そして騙される人が出てくるわけです。
そんな世界に生きてて「自分は大丈夫」なんて、怠慢も甚だしいって話です。ネットに詳しい僕だって、未知の詐欺に直面して、何かの拍子に騙されてしまうかもしれない。
こうした本1つでも、まずは知ること。
そして正常性バイアスに陥らないようにすること。
「自分は大丈夫」って人が一番危険なのです。
ちなみに
冒頭で「詐欺業者からお金を取り戻した」と書きましたが、つい先日、詐欺被害に遭った身内と一緒に消費生活センターに相談してきたんです。
- 消費生活センターに相談したら一体どうなるのか?
- 消費生活センターは具体的に何をしてくれるのか?
- 相談するのに必要なことはなにか?
といった、この本には書かれていない、リアルな相談の記録です。
https://ytrsdijun.com/archives/10689
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