強すぎる円安の謎とここにきて株高になる日経平均の間違い
このところ円安がずっと続いていて、かつての日銀ラインだった1ドル160円も突破される始末。
円安そのものはいいんですが、円高の向きが一切ないのが問題です。
なぜこれほどまでに円売りが続くのか。
米金利の利下げと日銀の利上げは円高要因のはず
これですよ、これが一番引っかかってるんです。
米金利の利下げはドル売りつまり円買いです。そして日銀の利上げは円買い要因です。
これが今年迫っているわけですが、それを先々に控えていてどうして円売りがここまで加速するのか。
要因の1つに日本の金融緩和継続があります。確かに日銀は利上げに向けて着々と準備をしているようなところがありますが、やはり決定打に欠けます。
政策金利が決定的に上がらないと、お金の流れは起きないということです。なんだかんだ言って、そういう情報が今の日本からは出てきていませんからね。
あとは米大統領選。
トランプ再選かバイデン続投かというところですが、まだ読み切れないところがあります。ある程度『この候補者だろうな』ってのが分かれば、市場もそれを前提にして動けるのでしょうけど・・・。
なので為替市場を動かすような要因としては見なされていません。現状維持でしょう。
そしてなによりアメリカのインフレが思ってるよりも長期化している点。
FRBが利下げに踏み切れるくらいの数字が出ていないようで、年内利下げ3回と目されていたのが不透明になっています。
まとめ:円安はまだ続く
やはり決定的な材料が出てこないので、しばらく円安の動きは続くかと。
仮に動く要因があるとすれば、イギリスとフランスの選挙でしょう。一応、欧州の市場は下げで反応しているあたり、何らかの混乱がありそうです。
何もなければ円安継続、か。
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