2022年の株安材料にトンガの火山噴火による気候変動リスクが追加か
みなさんどうも活火山。ドロドロ溶岩の動画をたまに見る@xi10jun1です。
トンガでの火山噴火にともない、日本国内でも津波(のような海面上昇で厳密に津波とは言い切れずまだ分からない状態)が観測され世界的なトピックとなっています。
かなり規模が大きかったので、場合によっては2022年の株安材料にもなる可能性がでてきました。
1991年のピナツボ火山の噴火で起きた気候変動
1991年のピナツボ火山が噴火した際に、コメ不足が起きるなどの気候変動に伴う実害が発生しています。
噴煙により太陽光が減少したことで気温が下がり、また日光不足で冷夏となったことで作物が育たなくなるからです。
当時は米の買い付けでタイ米などの外国産の米も輸入したものの、国産米を選ぶ国内消費者が多かったことで不足になった背景がありますが・・・。
2022年は太陽光発電と電力政策に影響か
いずれにせよ、こうした気候変動が数年続く可能性があるため、作物だけじゃなく近年は再生可能エネルギーとして話題だった太陽光関連も打撃を受ける可能性があります。
こうした事業に投資していた企業の収益悪化に伴い、おそらく関連会社の倒産や廃棄されたソーラーパネルの撤去問題も出てくるでしょうね。
そして0にはならないとはいえ、少なくとも電力不足は生じます。太陽光で賄っていたエネルギーを埋める発電を他の再生可能エネルギーで賄うのか、高騰する化石燃料に耐えかねて原発を動かすのか。
インフレがさらに打撃に
何より今世界的なインフレでしょう。
様々なモノが値上がりする状態で、今回のトンガの噴火で作物の価格が上がるとなるといよいよインフレが長期化する可能性が高いです。
冒頭で書いた通りピナツボ火山の前例があるわけですから、全く知見が0ではない。それだけに今後の食料の価格高騰が、国内の景気に更なる追い打ちをかけることは容易に想像できます。
まとめ:気候変動の影響は長期にわたる
通信網が遮断されたことで現地の情報が入ってきませんが、仮に気候変動を起こすレベルだった場合、トンガの火山噴火の影響は年単位でしょうね。
日照不足による冷夏と農作物の不足ならびに太陽光発電の収益悪化、火山の噴火に伴う軽石や環境変化で魚介類が取れず水産資源の減少、現在のインフレとの最悪の組み合わせなどなど。
ましてコロナもまだ健在なわけで、今年の相場は例年になく厳しいものになりそうだ・・・。
~注目:M&Aマッチングサービス~
現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。
→[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ
スポンサーリンク