伊集院静先生の「無頼のススメ」が逆張りの負けない生き方を教えてくれた!
バス待ちの間に立ち寄った本屋で立ち読みして、衝動買いしたのが伊集院静先生の「無頼のススメ」。
伊集院先生の本は初めて買ったんです。今まで本屋でたくさん先生のお名前を見てきましたが、何だか買わなかったんですよ。
200ページ足らずをあっという間に読んでしまったのは、いろいろヒントが多いなぁと感じたからですが、それをちょっと書いてみたいなと思います。
無頼とはどういう意味か
まずは、無頼という言葉についてですね。
検索して出てきたのはこのような意味です。
・正業に就かず、無法な行いをすること。また、そのさまや、そのような人。
・頼みにするところのないこと。
伊集院先生の言う「無頼」は、2つめの意味をテーマにしていますが、本ではこのように表現されています。
無頼とは読んで字のごとく「頼るものなし」という覚悟のことです。
覚悟って言われると、ちょっと引き締まるような感じがしますなぁ。
逆張りの負けない生き方とは?
今回のこのブログタイトルと、今この見出しに書いたことは、僕がこの本を読んで感じたことです。
逆張りと聞くといかにも投資家っぽい書き方ですが、端的にまとめると次の2つが本書のポイントかなと思います。
- 群れないこと
- 運とは
特に投資家の人には、運について何かヒントが得られるように感じました。
「あぁ、そういうことか」と。
群れないこと
群れるというと、何か人だかりに集まっていくような様子を思い浮かべますが、ここでは少し意味を展開します。
本書ではこのように書かれていました。
「人とつるむな、孤を知れ」
この「つるむ」というのは、「他人と同じ行動を取ること全て」です。
例えば、電車に乗り込んだらすぐスマホ、飲み会に参加したがる、話題のゲームやアニメで盛り上がるといった感じでしょうか。
思えば、ツイッターなんかもそうかもしれません。
そういった「つるむ」行為には頭を使う必要ないなぁと感じます。みんなと同調していれば居心地が良くて、味方がいる安心感があって、究極「楽でいられる」ということなのでしょう。
でも、いざそこにいられなくなったとき、あるいは出世などでもっと上を目指すことになったとき、果たして「孤」でいられるか、耐えられるかが焦点なんだと思います。
だから、「つるむ」ことの最大のリスクは、その環境に慣れきって頭を使わなくなってしまい、「孤」として自分で考えられなくなることなんじゃないかなと感じた次第です。
そのあたりのことも含めて、「孤」になる、あるいは「孤」になった時にどうすべきか、どう生きるべきか、というヒントが多いなと本書を読んで感じました。
僕もツイッター使いすぎかもな・・・。
運とは
実は僕が一番感動したというか印象的だったのは、この「運」に関する様々な記述です。
運というと、なにか「説明のつかない何らかのどうしようもない力」といった、少しネガティブな表現を僕はしてしまっていて、それは震災に遭っているためです。
震災は不運でした。
「地震予知やら地震速報がいくら進歩しても、人が死ぬときはどう頑張っても死ぬんだな。それを左右するのは結局「運」なんだな」と、あの時からずっと思っていました。
その意味では、僕は「運よく生き残った」と言えますし、本書で改めてその確証が得られたような感じがします。
そして、その思いをより強めた記述がありました。
「差し伸べた手にしかブドウは落ちない」という見出しです。
ここの見出しのところは、僕が就職にありつけた状況と同じことが書かれているんです!
一番グッときたのはここです。
無心で何かを見つけようとしている目、手を差し伸べて何かをつかもうとする姿勢が常になければ運は向いてこないのです。
まさにこれだったんだなと。就職浪人になったあの時、何かをつかもうとする姿勢だったんだなと。
はじめここを読んで身震いしました(;´∀`)
ちなみに僕の就職に関する記事はこちらです。
「無頼のススメ」で逆張りの人生を
「無頼のススメ」には、たぶんもっと深いことが書かれていて、僕よりも人生経験が10年くらいある人だと、読み方とか腑に落ちるものが違ってくるのだと思います。
僕に関しては、一人で行動することが多いせいか「群れないこと」と、震災に遭ったときに感じた「運」に関することがよく刺さったという感じです。
これから僕は自営になりますけど、サラリーマンになった「順張り」の同世代から見れば、僕はこれから「逆張り」の「無頼」な生き方になるのだと思われます。
逆張りの負けない生き方。
ちょっと楽しみです。
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