MFクラウドEXPO2016参加!クラウドサービスがもたらす未来と変化の重要性とは?
どうも!フィンテック銘柄で儲けてた@xi10jun1です。
最新のクラウドサービスや話題のフィンテック系企業が集うイベント、「マネーフォワードクラウドEXPO2016」に参加してきました!
スーツのサラリーマン達の中、1人私服でプカプカと浮いていましたが、なんとかつまみ出されずに生還しました。マネーフォワードさん、追い出さないでくださりありがとうございます。
マネーフォワードクラウドEXPO2016
前回→「マネーフォワードクラウドExpo2016に出展している上場企業まとめ」にも書きましたが、まずは軽くイベント情報から。
マネーフォワードクラウドExpoは、家計簿ツール「マネーフォワード」を運営する株式会社マネーフォワードが主催するイベントです。
https://biz.moneyforward.com/event/mf-cloud-expo/
「マネーフォワード」といえば、家計簿サービスのマネーフォワードやクラウド会計ソフトマネーフォワードクラウドで有名ですね。
場所は東京都恵比寿にあるウェスティンホテル東京です。
内装が豪華すぎて思わず。
面喰ってしまいました。次ウェスティンホテル東京に行くときはスーツで行こう、うん。
あと受付のお姉さんが美人で丁寧な対応だったので、会場を移動するたびにデレデレしてました。
はぁ好き・・・。
実質1番前に座ってやったぜぇ!
基調講演:マネーフォワード
基調講演はまず、マネーフォワードの代表取締役社長CEO辻庸介さんのお話からスタート。フィンテックの概要、今後の展望、同社が目指すものなどを熱く熱く語っておられました。
講演中、気になったのは次の2点です。
日本のクラウド化は遅れている
こちらの円グラフは、中小企業のクラウドサービス利用率を日米で比較したもの(※画質が悪くて申し訳ありません)。
愕然としました。
クラウドサービスを利用している(していた)中小企業
日本:23%
米国:59%
クラウドサービスの利用を検討していない中小企業
日本:46%
米国:16%
もう「やっぱり」の一言に尽きますよ。どうして日本は、いつもアメリカに遅れをとるのか。とはいえ、こちらは平成25年時点のデータですから、最新の状況も気になるところ。
総務省が平成27年7月17日に公表した、平成26年通信利用動向調査の結果によると、このような数値が出ています。
さすがに導入している企業も増えているようですが、それでも過半数に満たない状況であるわけです。便利で低コストなシステムはたくさんあるのにも関わらず、明らかに日本の中小企業のクラウド化は遅れていると言わざるを得ません。
その理由は読み進めていくと分かると思います。
「マネーフォワードクラウドファイナンス」
もう1つ気になったのは、「マネーフォワードクラウドファイナンス」という同社の新しいサービスです。マネーフォワードクラウドを利用する顧客の会計データを元に、金融機関と連携するというものだそう。これにより、マネーフォワードクラウドユーザーが金融機関からの資金調達を行うことを可能にするんだとか。
リリースも出ていましたね。
http://corp.moneyforward.com/service/mfcloud_finance/
これ、クラウドワークスと相性良さそうだなぁ。個人の資金状況をデータとして可視化できるんですから、将来フリーランスでも大きなお金が借りられるかもしれません。
パネルディスカッション
次に、マネーフォワードCEO辻庸介氏をモデレーターとし、クラウドワークスCEO吉田浩一郎氏、ブイキューブCEO間下直晃氏、メタップスCEO佐藤航陽氏らによるパネルディスカッションが行われました。
会話の全てを記録することはできませんでしたので、メモした中で重要だと思ったところだけ箇条書きにしていきます。
Q.各社成長理由とそれによる痛みは?
・クラウドワークス吉田CEO
- 成長できる人は長期視点を持っている
- 新しい技術が出てくるとそれを拒む労働者が出てくる。かれらは200年間同じことをしている。
- トレンドに乗る
- 人は変化を嫌う
- 20世紀は人間主体、21世紀はテクノロジー主体
・ブイキューブ間下CEO
- キーワードは変化
- 変わり続けなければならない
- 理念は変わらない、手段を変える
・メタップス佐藤CEO
- 日本だけを見ていて近視眼的だった。
- 世界に出たらよく分かった。
- 自分のやりたいことを言葉にすることが大事
Q.部下や海外拠点の動向はどうやって見てる?
・クラウドワークス吉田CEO
- キーマンがいれば組織は動く
- 日本の働き方は通用しなくなる
- 個人の意識が高まらないとヤバイ
・ブイキューブ間下CEO
- 日本は資金量でアメリカに勝てない
- アジア展開は時差が少なくて会議などがやりやすい
- 海外は既に日本の技術力に追いつき始めている
・メタップス佐藤CEO
- ネットが広がっていてもリアルを大事にする
- 拠点によって人事制度を変えている
- 海外拠点は海外の人材をトップに
- 文化が近い国(親日国)などには進出しやすい
- (それを受けて)海外拠点の成功例は似通っている
- アメリカはラスボス。日本とは文化が真逆の国
Q.最後に一言
・クラウドワークス吉田CEO
- 営業利益1兆円を目指す!
・ブイキューブ間下CEO
- 変化を拒む企業や人は続かない
- 「変えたくない」をやめること
・メタップス佐藤CEO
- 自分と向き合うこと
変化を見極め、自らの変化もすることの大事さ
各社CEO達のお話を聞いていたら、根本はみな同じなんですね。
「変化を見極めて、それにあわせて自らも変化すること。」
マネーフォワードは家計簿を、クラウドワークスは働き方を、ブイキューブは会議を、メタップスは決済を、それぞれ変える仕組みなわけです。
「日本ではクラウドサービスの導入が遅れている」というのは、「変化を拒んでいる」からではないでしょうか?こうしたサービスが便利なのは分かっていても、変化に伴う痛み(セキュリティ、人件費カット、リスク)を考慮するあまり動けなくなってしまうから。
そうして、いつの間にか競争に負けてしまう。
これではダメです。
まとめ:クラウド化で問われているのは柔軟に変化し続ける力
クラウド化やフィンテックによって、業務の効率化やコスト削減が図られるのは事実です。しかし、それ以上に今僕らに求められているのは「柔軟に変化し続ける力」なのだと実感しました。
今目の前にある「便利、低コスト、効率化」よりも、「これまでのやり方や安定」を重視するのは間違いだと、もう分かってないとダメです。
これって、個人のほうが良く当てはまるんじゃないでしょうか?これまで通りが通用しなくなっていることに気づかない、あるいは無視することで、将来的に損することに気がつけないのです。
さて、これらのクラウド化が本格的に導入されてくると、ますます人件費は抑えられて雇用が減ります。
変化を拒むと負けますが、どうしますか?
各社サービス並びに公式サイトはこちらへ
マネーフォワード:マネーフォワードクラウド確定申告(青色申告)
クラウドワークス:クラウドワークスへ
ブイキューブ:V-CUBEミーティングへ
メタップス:SPIKEへ
~注目:M&Aマッチングサービス~
現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。
→[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ
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