日本国債の格下げで為替が円安にな・・・らない?なんで?理由が知りたい!
今日の夕方ごろに、国際的な格付け機関「ムーディーズ」の発表で、日本国債の格付けが「Aa3(ダブルAマイナス)」から「A1(シングルAプラス)」へ1段階引き下げたと発表しました。
「は?よく分かんないんですけどぉ。」
なぁんて思っている方が大半かと思われますが、いろいろ調べてみましたので、書いてみたいと思います。
アベノミクスをざっくり整理しよう!
すっかりお馴染みになったアベノミクス。
今回のムーディーズの格付けは、そんなアベノミクスに対するちょっとした疑い、というよりちょっとした小突きのような気がします。
そもそもアベノミクスってどんなやつでしたっけ?
アベノミクスとは
アベノミクスは3本の矢と呼ばれる戦略によって成り立っています。
・大胆な金融政策(量的緩和など)
・機動的な財政政策(公共投資など)
・民間投資を喚起する成長戦略(女性の活躍など)
詳しくはもっと専門的なサイトで確認してくださいな。まぁとにかく、この3つの経済政策がアベノミクスなんですね。
今日までの流れ
自民党が政権を取って、アベノミクスが始まり、今回の格付けまでの流れはこんな感じです。
首相「Buy my アベノミクス!」
投資家・富裕層「アベノミクスあざーっす!」
国民「おいこら、俺たちの暮らしが良くなってねぇぞボケ!しかも増税なんかやりやがって!これでも食らえ(7月~9月期GDPマイナス成長)!」
自民党「あれま!わかった、じゃあ、次の増税は先延ばしするわ。(必ずやるけど)」
ムーディーズ「ちょ、おいおい、借金どうすんだよ。赤字何とかするみたいな話と違うじゃん!格下げね。」
もうなんかすげぇざっくりと書きましたが、アベノミクスが始まって丸2年くらいの流れがこんな感じです。
格下げしたら普通は円安。なぜ円高に?
これなんですよね。
今日はこの格付けがあったのですが、普通、国債の格付けで円安になるはずが、今回は円高になったんですよ。
なんで国債の格付けが下がると円安になるのか。
国債の格付けが下がるということは、つまり国債の価値(信用力)が下がるってこと。
「価値が下がった国債なんて信用できねぇ」から、円を売って別の国の通貨を買って、その国の国債を買う。
よって、円が売られるから円安になるわけです。
今回円高になったのは、おそらく、それでも日本の国債の信用度があるからだと思います。さっきと逆で、日本の国債を買うために、円を買っているのですから。
ただ、これに関してはちょっと僕もよく分からないです。実際の相場ではこのような不可解な買い売りが頻繁に起こりますし、1個1個原因を探っていたらキリがないです。
でも、ブログのネタにはなりますけどね。
追記
円高は一時的なもののようです。
このときの考えられる原因は次の通り。
- 急激な価格変化による反動
- 後に需要なイベント(FOMCなど)を控えているので、積極的な売買を避けるため。
- 機関投資家のポジション整理
何かイベントが発生して思った方向に動かなかったときは、これらの思惑が働いている可能性があります。
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