米景気がソフトランディングできない場合に備える
みなさんどうも米景気。ソフトランディングに疑問を抱く@xi10jun1です。
米金利の利上げが続いてから2年くらいになりますが、ようやく出口である利下げの話題が出てきました。
しかしFRBが目論んでいるソフトランディングが上手くいかない場合にも備えておかないといけません。
ソフトランディングを謳っていたFRB
FRBに限った話ではないんですが、主要な経済紙やエコノミストの間ではソフトランディングが見込まれていました。
インフレ対策に金利の上昇が十分な機能を果たし、利下げも適切に行われて過去のようなショックが起こることはないだろう、と。
実際、昨年からそのように状況は進んでいるところはあります。米銀行の破綻はあったものの、リーマンショックのような金融システムに不安が生じるような大事には至らなかったですから。
1点だけ不安要素があったのは、日銀の利上げに伴う日経平均の歴史的な大暴落くらいでしょうか。海外の機関投資家やヘッジファンドで巨額の損失が、なんて話題はあまり出てませんでしたから。
そんなこんなでソフトランディングの可能性は高い状況は続いているものの、油断はできません。
例えば米中対立の再燃。
今米大統領選が盛り上がっていますが、トランプ氏再選となれば米中の摩擦は必至。関税を上げると公言していますし、特に対中政策が今の民主党政権よりもさらに強まる可能性が高い。
景気悪化から抜け出せない中国にとって、トランプ氏再選は悪材料。さらなる景気悪化懸念とメンツのために反発する中国との対立は、トランプ氏が前回大統領だったころの市場を思い出します。
報復関税の応酬で両国とも収集がつかなくなると、いずれの国にもマイナスでしょう。
それに現行の課題である中東情勢やウクライナ情勢も、急展開が起きかねません。ウクライナ軍がロシア領内に攻め入ると誰が予想できましたか?って話で。当のロシアが想定外だったわけですからね。
まとめ:ソフトランディングしない想定外を想定する
もちろんソフトランディングして経済が落ち着くのが一番ですし、FRBもそれを目論んで政策を行っています。
ただやはり想定外は起きるもの。
ソフトランディングのストーリーだけを想定せず、想定外も想定しておかないと。
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