ドル円は再び160円の攻防だが米金利の利下げ期待は円安の抑制になるか
今日は市場が休みなので為替だけ見ていきます。
先週161円から一気に157円まで円高が進んだんですが、米CPIの悪化と日銀の介入が主な要因とされているようです。
今週はこの160円近辺の攻防がどうなるかに注目。
今日のドル円の市況
チャートの形的には天井感がものすごいんですが、決めつけるのは良くないですね。
ただ米CPIの悪化は材料としては申し分なくて、それにともなう利下げ期待からの円高の流れは当然に想定しておくべきかと。
また昨日のトランプ元大統領への銃撃事件が起きて、大統領選の様相が大きく変わりだしています。情勢的に、トランプ氏の再選の機運が高まってきている様子。
通常、大統領選のあとはドル高円安になりやすいところがあります。まぁ国を挙げてのお祭りみたいな感じなので、USA!USA!とドルを買うんでしょう。
ただ前回大統領になったころと環境は劇的に違うので、トランプ氏が再選してもセオリー通りの値動きにならない可能性は考慮しておきたい。そもそも当時は政策金利が5%を超えるほどインフレ対策してなかったわけですし。
それにFRBが9月に利下げを行った場合、ドル売り円買いの流れができるわけですし、ここでドル買いのセオリーとはバッティングするんですから用心はしたい。
この辺の相反する事象が為替の方向感としてどう表れるのか、見極めが重要です。
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