日銀のマイナス金利解除の可能性と市場の反応予測
みなさんどうもマイナス金利。日銀のサプライズに悩まされる@xi10jun1です。
とか言っても昨年から話題だったので想定外は言い訳になりますが、いずれにしても日本でも金融引き締めの話題が出てきたのは大きいですね。
これまでは米金利の動向ばかりが注目されていましたが、今度は日本の金利です。
3月マイナス金利解除の可能性
昨年の植田総裁の就任からマイナス金利解除の可能性は話題になっていました。
ただ金融政策決定会合のたびに緩和路線維持を明言していたため、総裁が変わっても日銀のスタンスはそのままの状態だと目されてきました。
しかし2023年10月にYCCを事実上撤廃することが明らかになるなど、徐々に緩和路線のからの変更が取り沙汰されるようになりました。その時点でマイナス金利解除も『ゆくゆくは』と議論されていたのでしょうね。
実際問題、日銀のような中央銀行がその金融政策を変更するには、様々な国内の指標が基になります。FRBを見ても分かるように、労働や消費者物価などあらゆる数字から金融政策の判断を行うわけです。
なのでYCCにしてもマイナス金利解除にしても、その話題がニュースになって出てきている時点で既に数値としては十分議論に到達し、あとはそれをいつやるか?という状態なのでしょう。
3月のマイナス金利解除の可能性というのも、これが出てきたということはもう日銀内では時期を見定めるだけというメッセージと解釈するのがベターな気がします。
3月かもしれないしもう少し先かもしれない。
市場の反応
正直市場にがっかりしたのは、このマイナス金利解除の可能性が取り沙汰されたときに株価が下がった点です。
織り込んでないのかと。
昨年から何度も取り沙汰され、YCC修正などの話題もあって、報道がマイナス金利解除の可能性まで言及していたのにも関わらず、織り込んでいなかったのかと。
あまりにも米金利に固執し過ぎというか、足元を見ていなさ過ぎます。
一昨年くらいからずっとこんな調子で、とにかく米金利の利下げの話題しか相手にせず値が動かない。
こういう状態だと、別方向の突発的なリスク、それこそブラックスワンみたいなものを食らうととてつもないショックになりそうでなぁ。
まとめ:日銀の動向次第
この3月の金融政策決定会合で実際にマイナス金利解除となったら、今年の相場は景色が一変しそうですね。
現状はAIや半導体関連に資金が流れていますが、それも変わるでしょう。金利が上がる状況で株が上がるのは銀行株などの金融系ですが、IT関連にはマイナス材料です。
また国内景気も悪化するでしょう。住宅ローンや様々な金利が上がりますし。
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