2024年の相場見通しと市場の動向についての予想

2024年1月3日FX,ブログ

みなさんどうも為替市場。今年は円高になると思う@xi10jun1です。

開口一番に円高と言いましたが、昨年12月のFOMCで利下げについての見通しが出ましたので、基本的にはその流れになっていくと思われます。

利下げでドル売り円買いの円高ドル安ですね。

円高はどの程度になるか

問題はここで、どの程度の円高になるかです。

確かに利下げについての見通しは出ましたが、ここで注意が必要なのがソフトランディングになるのかどうか。

インフレが収束になるということは景気の悪化、すなわちデフレになります。ソフトランディングを目指すFRBにとって、利下げを行うのは景気が悪化しているとも受け取られかねないので、市場へのメッセージ内容としてはあまりよろしくありません。

消費者物価指数や雇用統計を踏まえて金融政策を決定するわけですから、基本的には後手に回るのが中央銀行です。何らかの理由で急激な景気悪化が観測されても、すぐには利下げなどの措置はできませんからね。

5%を超える金利からのソフトランディングを目指すにあたり、非常に難しい市場の見極めが必要になるでしょう。

で、そうした米金利の利下げに関して日本の円がどんな影響を受けるかですが、当たり前ながら利下げの規模によると見ています。

FRBが利下げムードになったところで、ドル円が150円から141円まで一気に円高が進んだのはいいんですが、先々を見ていくと日銀の金融政策が変わる可能性もあるんですよね。

昨年のYCC修正しかり、マイナス金利解除の可能性しかり、今度は日本での金利上昇の可能性が出てくるとなれば急激な円高は考えにくいのかなと。もちろん現状は金融緩和路線を維持していますが、可能性は0ではないのでね。

まとめ：今年も日銀の金融政策に注目

FOMCでの金利の見通しは既に市場は織り込んできているので、織り込まれていない日銀の金融政策に今年は注目かなと。

なによりマイナス金利解除の可能性について、当の日銀総裁が含みを持たせる発言をしてますからね。

米金利の動向ばかり追いかけていると痛い目に遭いそうです。