弱者男性という言葉が軽々しく扱われ出してる危機感

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みなさんどうも危機感。弱者男性という言葉が流行ることを恐れる@xi10jun1です。

ここ最近ツイッター(現X)にてトレンドにこびりついている弱者男性という言葉があるんですが、ちょっとやばい方向にいきかけてるなという印象です。

おそらく何らかの事件が発生するまで終わらない可能性があるな・・・。

弱者男性という言葉を軽々しく使う人々の正体

弱者男性という言葉の定義は読んで字のごとくなので説明は省くとして、これかつては『オタク』と同義だったんじゃないですかね?

2010年以前まで、オタクと言われれば『アニメ・漫画・鉄道などの趣味に没頭する男性』の意味合いが強く、ひいてはヒエラルキーの下層部を指す言葉だったと記憶しています。

根暗で陰キャで、金は無いけど無駄なものにお金をかけて、身だしなみに気を遣わず、結婚もせず子供もいない、といった具合に。

それが2010以降は女性やアイドルがオタクを自称するようになり、今や誰しもが自称できるスタンダードなイメージとして定着したのです。

しかし、それで困る人たちが現れました。

自己責任論やビジネスが大好きで、ヒエラルキーの下層部にいる人たちを努力不足と決めつけて蔑むことを楽しむ、まさに『オタク』を下に見てきた性格が悪いタイプの強者男性or強者女性たちです。

これまで蔑んでもよかった対象の『オタク』が広く一般に浸透し、自身も漫画やアニメを楽しんでいるのでレッテル張りができなくなってしまいました。彼らを叩こうものなら自分が叩き返されることを、とりわけツイッター(現X)での同胞たちの炎上で見てきましたからね。

つまり、人間の性とも言うべき『誰かを下に見る愉しさ』を提供してくれる、いじめの対象がいなくなったのです。

そうして出てきた、というより個人的には『いじめてもいい対象物』としてわざわざほじくり出してきたのが、弱者男性という言葉じゃないですか?

弱者男性が無敵の人になってしまいかねない

SNSで弱者男性について論じてる投稿は、正直、的を得ていない文章が目立ちます。

個人的に具体的な定義はまだ難しいなとは思うんですが、敢えて言うなら彼らは無視されがちな人々です。

置かれている状況について発信はできる、助けを求めることもできる。だけどそれを解決するための具体的な策が実行に移されにくく、結果的に無視されてしまっている。それが弱者男性の本質の一端を担っていると思います。

例えば電通で若い女性従業員が自殺したとき、同社は世間からバチクソ叩かれました。当時は労働環境を改革するとのアナウンスが本当に実行されているのか、本社を監視する人まで現れたくらいです。

しかし清水建設の若い男性従業員の自殺の件はどうでしょう?同社がいつまでも叩かれてますか?

同じ若人の自殺も、女性は何年も戒めのように丁寧に扱われ、男性は無下にされている。

男女平等が叫ばれる昨今、その話題は『不当に下げられている女性の権利を上げよう』が目立ち、『不当に無視されがちな男性の権利に目を向けよう』なんて声は聞こえません。

こうした本人の力ではどうしようもできない現実に苛まれているのに、「努力が足りない」などと弱者男性の一個人の問題100%として集約させて追い詰めている。まさに『大人のいじめ』。

そんなことを100人1000人1万人にやっていったら、中から『無敵の人』が出てきても不思議ではないわけで、個人的にはそれを本当に恐れています。

まとめ:丁寧に扱うこと

弱者男性なんて言葉をわざわざ作ってほじくり出して、それなのに彼らには何の施しもない。己の醜い愉悦のためにタダ働き同然で権利を搾取するとかいう、口は出すが金は出さない悪意しかない所業。

おそらくどこかの著名人、それこそ性格が悪いタイプの強者男性or強者女性たちがそうやってまた炎上するでしょう。

解決方法は分かりませんが、少なくとも『無敵の人化』は避けなければなりません。彼らを無視せず、丁寧に扱う必要があると思います。

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Posted by jun