ドル円はやや円高方向。日銀のYCC修正や米インフレピークアウトを狙うか。
今日は市場が休みなので為替市場だけ見ていきます。
日銀のYCC修正の話題が出た頃から円高の動きが出ているドル円ですが、アメリカもインフレがピークアウトすると想定したドル売りが出ている様子。
現状としてもやや円安の向きは弱まっているので、ここからの値動きはちょっと予想がつかないですね。
今日のドル円の市況
直近で一時は144円台まで円安になっていましたが、俄かに出てきた日銀のVCC修正の話題で一気に円高方向へ。
YCC修正はすなわち金融の引き締め政策と見なされます。昨年12月の会合で長期金利の変動許容幅を±0.5%程度に引き上げるとするニュースでも同様の動きがあったことからも、今回のYCC修正の話題で円高方向に動くのは当然の流れでしょう。
それにアメリカの利上げも年内2回を残すとされていますし、各米主要指標を見てもインフレがピークアウトすると予想ができます。
そうなるとこれまでのドル買いから一転してドル売りの流れになるので、円高方向に動きやすくなるでしょう。
ただアメリカの利上げについては既定路線のあまり織り込まれている節があるので、予測がつかないという意味で当面は日銀に関連する話題で為替市場が動きそうです。
実際、日銀はけっこうサプライズ的な動きをする傾向がありますので、今月に予定されている金融政策決定会合に向けて上下の激しい相場になる可能性が非常に高いかと。
仮に今回の会合でYCC修正とならなかったとしても、次回また次回と同様の話題で動くような状況になりかねないのがネック。それを見越して売買をする器用なことができるならいいですが、正直付き合いたくはない相場ですわ。
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- ポンド円(GBP/JPY):1.0銭
- 豪ドル円(AUD/JPY):0.7銭
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