FTX破産問題を市場は過小評価していないだろうか?
みなさんどうもFTX。最近仮想通貨は触っていない@xi10jun1です。
FTX破綻騒ぎは少し落ち着いてきた印象ですが、市場は問題を過小評価しているようなところがあります。
大体こういうときに、変なところから予想外の悪材料が出てくるんよなぁ・・・。
FTX破綻の市場への影響は限定的との見方
FTXの破綻以降、日経新聞やBloomberg、ロイターの記事を見る限り株式市場への影響は限定的との見方が優勢のようです。
本国たるアメリカはともかく、日本は投資家保護の観点から金融商品取引法に基づく資産の国内保有命令などの行政処分のほか、顧客の財産も管理されていることが公表されています。
仮想通貨の市場規模は確かに大きくなっているとはいえ、さすがに既存の金融システムを脅かすほどではありません。巨額の投資をしていたヘッジファンドや関連企業の倒産はあるにしても、超大手の金融機関が大損した話も未だ出て来ず、アメリカの金利の動向や中国経済のほうが優先度が高いといった現状もありますのでね。
しかし問題はここからです。
仮想通貨全体への投資意欲の減退
こうした問題が続くとなると、仮想通貨業界への規制強化は待ったなしでしょう。
金融システムに影響がないとはいえ、実情としてやってることは金融です。顧客の資産を保護する法律や規制の強化が望まれることは想像に難くない上、その対応コストに追われれば仮想通貨の取引所やマイニング業者の収益悪化でさらに倒産が相次ぐかもしれません。
そうなると本来のメリットであった非中央集権の前提が崩れだしかねませんし、『正直もううんざり』と仮想通貨のユーザー離れも。今年1年だけでもテラショック、セルシウスショック、そしてFTXショックと仮想通貨のイメージダウンに繋がる事件ばかり。
ましてこのFTX問題は、同社が顧客資産に手を出していたことに端を発するわけで。
業者のイメージが悪すぎるのを、果たして業界内で払しょくできるのか?
まとめ:仮想通貨全体に危機感
FTX破綻問題は、確かに株式や金融市場全体で見たら直接的な影響は限定的かもしれません。
しかし規制強化による対応コストやこれまでの不祥事から顧客離れが起きるなど、長期的な影響は0じゃないのかなと。
もちろん、こういうときに買い込んでいる投資家はいるのでしょうが、果たしてどうなることか。
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