現実味を帯び始めた中国の台湾侵攻と相場の雑感
予想されている台湾侵攻が想定よりも早く行われそうだとする話が、アメリカ政府から出始めています。
中国の習近平氏が国家主席として3期目を担うことになった党大会の様子からしても、これまでよりもさらに強い権力と台湾統一への意欲が伺えます。
こうした状況にあって、相場は一体どうなっていくのか。
経済制裁の応酬
現在ウクライナ情勢があるのでモデルケースとして見ることができますが、まずは経済制裁や貿易絡みで摩擦が起こるでしょう。
現在の株価はインフレ対策のための利上げとそれに伴う株安がメインですが、ウクライナ情勢すなわちロシアの戦術核についてのリスク感も含まれています。
実際、停戦についての期待感が出てくると一時的に株高になる現象も確認されていることからも、やはり米中の対立は株安を招く可能性は大いにあります。
まして日本も近隣諸国として当事者に近くなるわけで、外部要因による株安に弱い日経平均はひとたまりもないはず。
中国へ進出した日本企業の業績悪化
となるとアメリカとの同盟国である日本の企業も、中国国内ではビジネスがしにくなるでしょう。締め付け、規制、最悪は中国国家への反抗と見なされて投獄される人も出てくるはず。
中国に多額の投資や依存していた日本企業ほど業績の悪化は深刻になるでしょうから、そうした状況を見越した下げが起きてもおかしくない。
個人的には、今すぐにでも中国でのビジネスは撤退したほうがいいと思っています。昨年から規制強化の話題が頻発していますし、そもそもそういう国であることを承知でビジネスを展開していたのなら、中国という国そのもののリスクに備えていないことがおかしいでしょう。
とはいえ、巨大な市場に魅力を感じて巨額の投資をしていた日本企業は多いはずで、大型株を中心に株価はドカ下げするだろうなぁ。
まとめ:台湾侵攻に備えた投資を
なので今から投資を、特に積み立て投資をするのは賢明とは言えなくなったかなと。
実際本当に下げるかどうかは分からないものの、少なくとも中国とのビジネスができなくなることで業績が悪化する可能性が高いのは事実。
一体日本国内にどれだけのMade in Chinaがあるか?それが一気に入って来なくなったらどうなりますか?って話です。
「想定してない」はさすがに言い訳になりそうですな。
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