日経平均大幅続伸も単なる反発の域を出ず。目先の景気回復につられてはいけない。
日経平均が大幅反発してきましたが、これは長続きしないタイプのやつですね。
アメリカの景気が回復するなんて織り込み済みでしょうし、金利、賃金、税金の上昇に対中リスクが控えているこの場面で買ってはダメ。
こういうところで騙されてはいけませんね。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は大幅続伸。
前日比+446.82円の29,176.70円で取引終了です。
はい、あからさまな窓埋めのインチキ上昇です。先物主導で上がってしまっただけでしょう。市場が常に先々を織り込む性質上、こんな上げに騙されていてはいけません。
アメリカの市場だけを見ても、金利、賃金、税金の上昇が控えているわけですし、対中リスクはアメリカだけではなく欧州も含まれだしている現在、こんなところで元気よく買うのはヘッジファンドや大口の投機家ばかりです。
日銀のETF買いも日経平均連動型ではなくなったのですから、クレバーに28,000円割れを待ちましょう。
マザーズ総合は続伸。
前日比+34.76円の1,198.58円。
マザーズまでこの上げ方をするとは思いませんでしたが、こちらも同様、景気回復を見込んでの上昇ではありませんね。
マザーズはとにかく3桁円。それまではデイトレはともかく、中長期のポジは買いません。
先々を考えればそこまで目指す下げが起こりうるのですから、ここで安心して買ってしまっては大損して終わりです。
本日の運用成績はこちらです。
対中リスクを甘く見ている市場
ただこの日経平均の上がり方からしても、どうも金融市場は対中リスクを甘く見ている節があるように思います。
もう忘れたんですかね?2015年のチャイナショックを。
当時はまだ経済面の不安から一気に崩れただけでしたが、今度は本格的な戦争が意識されるわけですよ。そんな状態でどうして意気揚々と買いに転じられるのか理解できません。
市場が対中リスクを甘く見ている以上、ネガティブサプライズが起きたら耐えられませんよこの相場。
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