金利上昇による日経平均の下落はどこまでいくか?ブラックスワンはまだ見えない。
アメリカの10年国債利回りが上昇し始めているので、相場は実体経済の景気回復をついに織り込み始めた様子。
そうなるとこれまでの株高から一転、売りに転じてきますね。
ただそれがどこまで下げるか。これが問題。
ダウの大きな調整あるか?
2020年から2021年2月までのダウの値動きですが、去年3月に大きく下げて以降はずっと右肩上がりですね。
途中、6月、9月、10月に調整が入りましたが、ここはまだ金融緩和の状態ですから単なる押し目でした。
ところが2021年2月になって、途端に米国10年債利回りが上がってきました。先月まで1.0~1.1程度だったのが、今月は一時1.6にまで急騰したのです。
FRBは金利上昇のけん制や追加緩和継続の発信をしていますが、市場は既に景気回復、それも実体経済の回復を織り込み始めているということでしょう。
金利の上昇という株価下落のサインが出始めましたから、昨年の6月、9月、10月の調整とは違う値動きになりそうだな。
これまでの上昇を踏まえると、せめて28,000ドルは割れこんでほしいところ。
日経平均も大きめの調整あるか?
日経平均もほぼ同じような上がり方ですが、昨年11月ごろに『まだ日本の株は割安である』みたいなニュースが出て大きく買われたときがありました。
それ以降の上昇幅が6,000円ですので、ダウが大きく下げたときは同じくらいのドカ売りが待っているでしょうね。
200本線はこの時点で25,300円付近ですが、昨年11月頃の水準まで戻るとなると、24,000円割れまでは警戒かと。
ただ日銀が下げたときに買い込んでくることを踏まえると、下げも緩やかになるかもしれない。とはいえETFの購入額を減額していますし、3月の金融政策決定会合によるETF買いの点検結果が待たれるので、目先は下げ圧力が強まるかもしれないな。
まとめ:相場のトレンドは変わった
これまでの追加緩和の相場と違い、アメリカの金利上昇という株価下落の決定的なサインが出てきましたから、これからの相場は要注意ですね。
それに金利だけではなく、バイデン政権による賃金上昇や法人税をはじめとした増税の話、さらに人権問題に絡んだ米中ないし対中の新たな摩擦が生まれています。まだ株価がそれを織り込めていないなら、かなり危険な下げが待っているかもしれませんね。
あとはブラックスワン。ロビンフッターなのかビットコインなのか、再度何らかの斜め上のリスクが出てくる可能性もあります。
これまでの上昇トレンドですっかり慣れてしまった感がありますが、リスク管理の徹底をしておかねば。
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