レバナス含み損投資家たちの共通点は『インフルエンサー妄信し過ぎ』
みなさんどうもレバナス。レバーとナスの炒め物の話だったら良かったのになぁと思う@xi10jun1です。
ここ最近ツイッターのトレンドで「レバナス」という単語が載るようになりました。要はNASDAQ-100指数の値動きに対して2倍価格が動く(レバレッジがかかる)投資信託のことですが、これに投資して含み損を抱える投資家が結構いるんですね。
原因ははっきりしています。
インフルエンサー妄信し過ぎ
このレバナスという投資商品、どうもビジネス系のYouTuberやSNSのインフルエンサーが取り上げていたようです。
近年はFIRE(経済的自由)を目指す人が増え、早くリタイアしたい働き手たちがこぞって投資を始めている旨を見聞きします。付け込むというと語弊がありますが、要は『資産形成の需要があるから、そういう解説をする動画やコンテンツを作成しよう』とビジネス系のインフルエンサーが参戦してきたわけですね。
全部を見渡したわけではありませんが、『長期投資で資産形成!』『老後の資金を作る積み立て!』といった言葉で投資意欲が熟成された人たちがレバナスに突っ込んでいったのでしょう。
ビジネスや投資を謳うインフルエンサーを好んで見る人達の中には、彼らの言うこと為すことを妄信するタイプが少なからずいます。そうした人達が『レバレッジETFで資産を早く増やせる!』みたいな文言を見たらどうなるか?
それがツイッターのトレンドに乗る、レバナスの含み損を抱えた投資家達です。
レバレッジのかかる金融商品を根本的に理解していない
今回のケースは『NASDAQ-100指数の値動きに対してレバレッジがかかる投資信託』なわけですから、少なくともETFの仕組みとNASDAQという市場の性質を理解しなければなりません。
パッと思いついただけでも、
- レバレッジ型投信には「減価」リスクがある
- アメリカの金利が上がると価格が下がるリスク
あたりがありますし、そもそもレバレッジのかかるETFは長期保有には向かないという大前提があるはずです。本来は短期的なリスクヘッジとして利用するか、売られそうな局面で含み益を利確して下げ切ったら買ってリバウンドを狙う、のような用途に留まるもの。
仮に長期投資に利用するにしても、資産形成に伴う何十年という月日の中で暴落はおそらく複数回起こりうるでしょうから、その度に資産が減っていく可能性があるわけです。終わってみれば貯金してたほうが資産が増えてた、なんて笑い話にもなりません。
それなのに長期投資を謳うインフルエンサーの発言を妄信してレバナスを買うなんて、根本的に理解していないとしか言えません。
まとめ:投資は他人を信じないこと
今回のケースはレバナスの使い方を誤っている例ですが、こうした間違いが起こるのは、難しい文章を読まない、読めない、理解できないからです。
資産形成を焦るあまり、目論見書や規約、リスクの確認などを怠っているのです。そうでなければ長期投資目的でレバナスなんて買いません。
株式もそうですが、どうして他人を妄信するのか。自分の大切なお金でしょう?他人を拠り所にしなければ投資の判断ができないような人は、然るべく退場するしかありません。ここはそういう世界です。
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