経済産業省の行政サービス『gBizID』(gビズID)のアカウント『gBizIDプライム』作成!社会保険や補助金の手続きは電子申請の時代!

2020年4月29日節税,節約,経費,自営業

経済産業省の行政サービス『gBizID』(gビズID)のアカウント『gBizIDプライム』を作成!社会保険や補助金の手続きは電子申請の時代!サムネ画像

みなさんどうも電子申請!オンライン化賛成派の@xi10jun1です。

1つのID・パスワードで社会保険の手続きや各種補助金の電子申請ができる、経済産業省の行政サービス『gBizID』(以下、gビズID)のアカウント『gBizIDプライム』に申し込みました。

日本でもやっと電子申請のプラットフォームが出てきましたので、さっそくレポートしておきます。

gビズIDとは?どんなメリットがある?

gビズIDは経済産業省が提供している電子申請プラットフォームで、2020年4月から運用が開始されています。

アクセス→GビズID

アカウントを作成することで、社会保険の手続きや各種補助金の申請をオンライン上で行えるようになるわけですね。

メリットについては公式の動画がありましたので、こちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=A8ZGuexuSJo

ざっくりまとめると

  • 行政手続きの一元化
  • 申請にかかる業務の効率化
  • 電子申請による通信コスト(印紙代、切手代、その他書類にかかる代金)の削減

あたりがメリットになります。

もちろんデメリットとして

  • セキュリティリスク
  • アカウントの管理と引継ぎ問題
  • gビズIDを使いこなせる人材の確保※

あたりが上げられます。

※人材の確保とありますが、適任者の存在の有無よりもむしろ『上司や社長といった上の立場の人、あるいは会社全体として電子申請の活用に理解があるかどうか。』という点が懸念されるでしょうか。

心中お察しする次第です。

gビズIDアカウントの対象者と作成方法

gビズIDでアカウントを作成できる対象者は以下の通りです。

アカウントを作成できる方は法人番号を有し、かつ、法人番号等を公表することについて同意している企業等の代表者の方、府省/地方公共団体に所属する決裁権者の方、事業を営む個人の方、又はその従業員・職員等の方であることを条件としています。

引用元:GビズID | FAQ

なので法人はもちろん、個人事業主や自営業といったフリーランスでもアカウントを作成することが可能です。

そしてgビズIDアカウントは下記の3種類あります。

  • gBizIDプライム:審査を経て発効し、ID・パスワード・2段階認証を経てログイン。要携帯電話(スマホ)。全ての手続きが行える。
  • gBizIDメンバー:gBizIDプライムから発行され(つまり従業員用)、ID・パスワード・2段階認証を経てログイン。要携帯電話(スマホ)。電子申請の利用に制限がある。
  • gBizIDエントリー:審査無しでオンラインで発行し、ID・パスワードを経てログイン(2段階認証無し)。携帯電話(スマホ)不要。電子申請の利用に制限がある。

基本的には法人の代表や個人事業主、gビズIDの管理責任者であれば『gBizIDプライム』の発行になり、従業員はgBizIDプライムから発行される『gBizIDメンバー』としての登録になります。

gBizIDエントリーも利用可能ですが、こちらは言わば簡易版ですね。本格的な運用を考えるならば『gBizIDプライム』を発行したほうが良さそうです。

アカウントの作成方法については公式動画がありましたので、こちらを参照して下さい。

・アカウント作成方法

https://www.youtube.com/watch?v=HbPRuahun2o

プライムアカウントの作成方法を簡単に説明すると

  1. GビズIDにアクセス
  2. 作成したいアカウント種別(gBizIDプライムかgBizIDエントリーあるいは委任申請)から必要事項を入力
  3. 完成した申請書を印刷して日付と捺印(実印など印鑑登録証明書と同じもの)をし、印鑑登録証明書と共に指定された住所に郵送
  4. 2~3週間後に登録完了の通知がメールで届く

となります。

そんなに難しくはないですが、まだここで捺印をしなければならないのか。ハンコ文化早く無くなって欲しい・・・。

なおアカウントの種類によって作成方法が異なりますので、各種説明への公式ページ(pdf)をご確認ください。

法人・個人事業主はこちら。

※府省・地方公共団体の職員はこちら

※府省/地方公共団体の職員はgBizIDエントリー作成不可

gビズID電子申請ができる行政サービス一覧

gビズIDによる電子申請対応の行政サービスは下記の通りです(2021年2月6日現在)

  1. jGrants:補助金の申請・届出ができる電子申請システム
  2. 日本年金機構(社会保険手続きの電子申請ページ):年金の申請手続き
  3. 保安ネット(要gビズIDのため経済産業省の詳細ページ):産業保安・製品安全分野の手続きの電子申請(一部)
  4. 農林水産省共通申請サービス:農林水産省の申請手続きの電子申請
  5. ミラサポplus:中小企業向け補助金の支援サービスで、支援制度・事例検索、電子申請入力補助機能、経営状況の可視化ツールなど提供
  6. 省エネ法定期報告書情報提供システム:省エネ取組に有用となる情報提供
  7. 鉱業原簿登録更新サイト(要gビズIDのため経済産業省自然エネルギー庁の詳細ページ):鉱業権設定に係る登録免許税納付後から鉱業原簿への登録手続き
  8. (令和元年度補正)事業承継補助金:事業承継、事業再編、事業統合に係る経費についての補助金制度
  9. 経営力向上計画申請プラットフォーム:経営力向上計画等の申請や報告の作成・手続きをサポート
  10. IT導入補助金2020:中小企業・小規模事業者のITツール導入に伴う経費の一部を補助する制度
  11. 情報処理支援機関【スマートSMEサポーター】認定制度:中小企業の生産性向上に資するITツールを提供するITベンダー等のIT導入支援者を「情報処理支援機関」として認定する制度
  12. 認定経営革新等支援機関電子申請システム:経営革新等支援機関としての認定を受けるための申請手続をオンラインで行えるサービス
  13. 食品衛生申請等システム:食品リコール情報の公開、営業許可申請・届出が行えるサービス
  14. DX推進ポータル:企業のDX推進(DX推進指標による自己診断、DX認定制度への各種申請手続き、DX銘柄制度への各種申請手続き)のための支援サイト
  15. TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター):ビジネス渡航者等がオンライン上でPCR等検査可能な医療機関を検索・予約できるサービス
  16. e-Gov:行政情報の総合的な検索・案内サービスの提供、各府省に対するオンライン申請・届出等の手続の窓口サービスの提供を行う行政のポータルサイト
  17. 栃木県地域企業感染症対策支援補助金総合サイト:栃木県の補助金の申請等各種オンライン手続サービス
  18. 事業継続力強化計画電子申請システム:事業継続力強化計画の申請手続をオンラインで行えるサービス

随時更新します。

『gBizID』(gビズID)のアカウント管理画面

ちなみに『gBizID』(gビズID)のアカウント作成すると、こんな感じの管理画面にログインできます。

gbizid(GビズID)ログイン後管理画面画像

ご覧の通り、個人事業主でもプライムアカウントとして登録・利用が可能です。

まとめ:社会保険や補助金の手続きは電子申請の時代!

やっと日本でもこうした電子申請のプラットフォームが運用されるようになったか。

いざというときの補助金や給付金の手続きに、「手書きだ」「郵送だ」「どこそこ行って相談だ」ってやってたら手遅れになってしまいます。『○○が早い人は仕事ができる』なんてありますけど、要するにこういうことですね。

それにgビズIDが利用できる範囲は随時拡大していきますから、今のうちにアカウントを作って『いざ』というときに備えておきましょう。

アクセス→GビズID

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2020年4月29日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。