Google for WordPress Publishers Tokyo参加!セッション内容と質疑応答ざっくりまとめ!

Wordpress(ワードプレス)

Google for WordPress Publishers Tokyo 2019オープニング画像

みなさんどうもワードプレス!眼球の水分が飛びそうなくらいAMPのエラー対応をしている@xi10jun1です。

『GoogleでAMPのセミナーあるで~』という知らせをツイッターからピックアップしたので、この度天下のGoogle日本法人にずかずかと乗り込んできました。

あー、英語の勉強しておけばよかった。

Google for WordPress Publishers Tokyo概要

今回のGoogle for WordPress Publishers Tokyoの概要はこちら。

  • 日時:2019年12月10日(火)9:50~17.30
  • 場所:Google Japan 六本木ヒルズ森タワー27F
  • 料金:無料
  • 内容:ワードプレスやAMP、PWAなどについてグーグルの知見を共有し、AMPについてはワークショップを通して理解を深める。
  • 当日のツイッターハッシュタグ:#GfWP#GfWPjapan
  • 主な登壇者・プレゼンター:Alberto Medinaさん:@iAlbMedina
  • 主な登壇者・プレゼンター:Paul Bakausさん:@pbakaus
  • 主な登壇者・プレゼンター:Pascal Birchlerさん:@pbakaus
  • 主な登壇者・プレゼンター:Weston Ruterさん:@westonruter
  • 主な登壇者・プレゼンター:Mark Ryo Shillawさん:アカウント確認できず
  • 主な登壇者・スピーカー:Erika Isayamaさん:アカウント確認できず
  • 主な登壇者・スピーカー:Anna Ogawa(きらきら☆あんなたん)さん:@piropiroanna

海外スピーカーによる英語のセッションが主だったため、同時通訳機によるセミナーとなりました。

以下、各セッションを箇条書きでザっとまとめていますが、少々ガバってるところがあります。

また『Workshop:AMP Plugin for WordPress』と『Workshop: AMP-first Content strategies』のあたりで超弩級の睡魔に襲われ、悶絶の意識朦朧系男子だったのでやや抜けています。プレゼンターの皆さんごめんなさい。3ドルあげるから許して。

上記のこともあるので、ツイッターのハッシュタグ(#GfWP#GfWPjapan)なども合わせて見ていくと、ガチ勢の方々の実況もあるのでより正確です。

Opening(オープニング)

  • Googleのアドサービスの紹介
  • 日本はワードプレス普及率は高い
  • 日本語の資料(書籍)が豊富

Progressive WordPress:Success in the Web, the WordPress Way

  • web(コンテンツクリエーター)で成功するには?
  • ユーザーファーストであること
  • ユーザーファーストなサイトの構築方法とは?
  • 成功の定義とは
  • コンバージョンファネル(Yのような形の図)
  • 獲得のステージ:発見と印象
  • エンゲージのステージ:ユーザーとの関係性の構築
  • 成約:広告のクリック、契約、購入、
  • 維持:ユーザーが繰り返しアクセスするか?
  • ユーザーに見つけてもらう
  • ユーザーが快適なようにパフォーマンス上げる
  • ユーザーが探せるようにSEOを行う
  • SNSを使ってユーザーへの接点を増やす
  • ユーザーエンゲージメントを高めるには?
  • ユーザーへ価値あるものを提供する
  • 魅力的な表示も要因
  • パフォーマンス、使い勝手も重要、ユーザー体験も良くないといけない
  • プログレッシブウェブdevelopment
  • ユーザーの監視
  • ユーザーのエンゲージメントを高める
  • コンテンツと収益の最適化
  • サイトが遅いと意味が無い
  • ユーザーが面倒に思うようではいけないし、そうならないようにする
  • 収益化の戦略を練る
  • リテイン:ユーザーの維持
  • ユーザーのリピートを獲得する、そのためのユーザー体験を
  • 収益化の種類を増やす、購入、寄付、定期契約など
  • 成功するために必要なこと
  • パフォーマンスは、ロード時間、コンテンツのランタイム(止まったりしない)、使いやすい
  • 調査によると、ユーザーはロード時間が重要と答えた
  • ↑がCVRに反映してくる
  • ロード時間が短いとCVRが上がるデータがある
  • パフォーマンスと収益は密接な関係がある
  • パフォーマンスが重要と分かっているのに改善できない理由は?
  • たくさんの改善案はあるけれど、開発など環境が複雑化している
  • システム同士がリソースを食い合っていた
  • 画像などが重くてユーザーの端末が固まってしまった
  • パフォーマンスを高めるのは難しい
  • そこでAMP
  • ユーザーファーストサイトの構築が可能
  • AMPはオープンソース
  • AMPは制約がある、JS使えなかった(緩和された)
  • AMPにすることでユーザー体験を改善できる
  • 多くのメディアがAMPを採用している
  • 正式なAMPプラグインの開発
  • 今やwebが進化した(PWA)
  • これまではwebだけだったのが、スマホにも提供できるようになった
  • PWAならキャッシュを使ってオフラインでも情報提供できる
  • Site kitをリリース
  • サチコ、アナリティクス、アドセンス page speed insight
  • コンテンツ イズ キング
  • AMP Storiesもある

User-first Websites, the road to success

  • ユーザーファーストサイトとは?
  • (表示速度やスクロールスピードが)速く、信頼性が高いこと、セキュリティがしっかりしている、エンゲージメントが高い、統合されている
  • ユーザーファーストでないサイトとは?
  • ロードが遅い、スクロール遅い、使い勝手悪い
  • ユーザーファーストになるためには、マインドセットとテクニカルな能力
  • ユーザーファーストとは、UX>DevEX、速い、問題が解決できる、優先順位付けなど(まだまだある)
  • webの技術は複雑化している
  • AMPは生産性を上げる
  • 速くてユーザーフレンドリーなサイトを
  • AMPはStatic Layout system、静的に作れる
  • 3rd Party scriptは自分でどうにかできない
  • JSは遅くなってしまう
  • ハイエンド端末ならともかくローエンド端末は遅くなってしまう
  • AMPはsandbox化できる
  • メインページのスローダウンを起こさない
  • AMPはGPUフレンドリーになるようにしている
  • 普通は重くなるアニメーションも、軽く動くようになる
  • WEB構築のコストを削減する
  • AMPでは、sidebar、レスポンシブネスも
  • AMPはバッテリーの消費を抑えることも
  • AMPのキャッシュは無償のCDNみたいな側面も
  • 世界中のデータセンターにAMPキャッシュを残してる
  • ユーザーが検索しているとプリレンダリングしている
  • Start Fast Stay Fast
  • AMPであればJSを書く必要はない、常にアップデートされている
  • The AMP Validatorで検証ができる
  • AMPプラグインを使う
  • AMP-first WordPress Websites
  • AMP compatible Ecosystem
  • 速いだけではなく利益が上げられるサイトを

Lunch(ランチ)

Google for WordPress Publishers Tokyo 2019ランチ画像

美味しい幕の内弁当をいただきました。

Further Along the User-first Path

  • モニタリングによってユーザーを観察する
  • WordPressプラグインとしてSITE KIT(サーチコンソール、アナリティクス、アドセンス、Page Speed Insights)
  • 設定もデータへのアクセスも簡単で一元化
  • SITE KITでやりたいことは、サイトで行った施策が上手くいったかどうかを検証
  • 収益化について
  • WEB広告は重要だがユーザーに嫌われがち
  • 誤クリック、表示速度の低下、安全出ない広告など
  • AMPはこれらの問題に対応する
  • バナー、スティッキー、カーペット、ビデオなど
  • AMPにしたユーザーの90%がCTRが上がったという
  • インドのメディアで23%収益増加
  • 100以上のADネットワークがAMPを採用
  • AMP Auto Ad
  • コンテンツストラテジーの中で重要なのは品質
  • 新しい方法:ストーリーズ(インスタなど)
  • ウェブの世界にもストーリーズを
  • AMP Storiesでストーリーズが作れる
  • AMP Storiesで広告も実現できる
  • 広告はストーリーズのはじめではなく、なかほど
  • AMP Storiesはブラウザ検索やDiscoverでも表示される
  • ブラウザ検索でストーリーズが出てくることも
  • Stories Editor for WordPress
  • ストーリーズ用のエディターは4月末頃に出る予定

Workshop:AMP Plugin for WordPress

  • ユーザーファーストへの道筋を
  • AMP compatible world
  • ワードプレスの基本テーマ(インストールしたときに入っている『twenty~』のやつ)は全部AMPに互換性がある
  • ユーザーファーストは全ての作り手の責任
  • AMP Experience
  • AMP Debugging
  • validationの問題を解決する

以下、AMPプラグインの修正ワークショップ

Workshop:AMP-first Content strategies

  • ブルーベリーマフィンプリンシパル
  • 例としてニュースサイトを構築する
  • テーマはnewspack
  • 方向性や目的が決まったら、企業ロゴや各種記事、SNSにサブスク、カテゴリー、チームメンバーのプロフィール、プライバシーページの構築
  • ローカルコンポーネント:ホーム、投稿記事、カテゴリーなど
  • グローバルコンポーネント:ヘッダー、フッター、サイドバーなど

以下、サイト構築のワークショップ

Policy

  • ポリシーのよくあるご質問
  • なぜポリシーは大事なのか
  • 全てのユーザーのために健全なウェブのエコシステムを
  • ポリシーが『GPP(Google Publisher Policies):要修正』と『GPR(Google Publisher Restriction):修正は任意』に分かれた
  • ポリシー審査はシステムと人間で行っている
  • ポリシー違反がおかしいと思ったら連絡を
  • ポリシー違反は焦らず対処をする
  • 判定はケースバイケースなこともある
  • ポリシー違反だからと急いでページを削除してしまうと再審査が難しくなる

質問まとめ

会場内で出た質問と回答をまとめました。

Q:5Gが出るならAMPはどうなる?
A:5Gはよく聞かれるが、素晴らしい接続環境でもロード時間が長くなることがある。JSなどで。AMPはスピードだけじゃなく他の要素も包括している。

Q:サーバーに関する質問。サーバーサイドの負担軽減はどうなる?
A:ユーザーがブラウザ検索しているとき、AMPキャッシュを用いる。サーバーの軽減にもなる。

Q:誤字脱字でキャッシュクリアしたいときは?
A:誰かがアクセスするとキャッシュがコピーされアップデートされる。グーグルが対処できる仕組みもある。

Q:高速化について。WebPなどが有名だがブラウザ間の使い勝手は悪い。AMPでカバーできる?
A:答えはYesだが、別の場所(機会)で情報発信を行う。

Q:AMP化で収益増だそうだが、業界やジャンルによってどう?
A:収益化の成功はユーザーEXの成功のこと。素晴らしいコンテンツがあって、ユーザーファーストで、マネタイズの成功があってこそ。ジャンルは関係ない。もちろんたくさんの事例がある。

Q:AMPでデザインが崩れることがある。検索順位に影響は?
A:AMPの目標はデザインでネガティブなことではなく、AMPを正しく使えばOK。

Q:ストーリーエディターは魅力的だが、エンターテインメントに限定されるような。教育やその他の業界でどう発展するのか?表現はシフトしていくのか?
A:ポイントはコンテンツをどう見せていくか。アメブロで新しく導入された。今後の展開はいろいろあり得る。いろんなケースを見ていくといい。

Q:ストーリーはどうやって探す?
A:AMPデフ(ここは分からなかった)、AMPの調査会社がありそこで分析結果が載っている。

Q:ワードプレスを使えない人がAMPを使うには?AMP Storiesを検索できるようになるには?(答え分からず)
A:ワードプレス以外でもAMPが使えるようになるかは不明。

Q:ワードプレス以外でAMP対応するには手間がかかるが、他のCMSで対応できない場合、将来的に検索順位に影響はあるか?
A:ウェブマスターオフィスアワー(適宜放送している)で自然検索について質問してほしい。他のCMSベンダーにAMP対応のリクエストを送ってほしい。

Q:ポリシーについて。2013年に公開されたポリシー集pdfの改定をお願いしたい。
A:更新の目途が立っていないのでフィードバックしておく。

Q:アドセンスの「ポリシー違反の深刻度で見る」とはどれくらいのレベルのもの?深刻度の目安は?システムは?
A:深刻度は極端な例ならポルノ動画は1発アウト。まずは一度注意が入り、幾度とやっても改善されない場合はアウト。システムも人も何度もやられると復旧が困難になることも。

Q:もしサイトが乗っ取られてポルノ動画が貼られてしまったら?
A:乗っ取られたログなどをもとに、ポリシーチームと相談する。

Q:小学生向けのサイトを作ったらBANされたというのは本当か?
A:教育系なら問題ないが、コンテンツによってはなり得る

Q:AMP広告について。広告サイト全体の30%を超えないようにするとは?
A:グローバルデータとして広告がコンテンツの30%を超えないとユーザーを阻害しないということ

Q:GPPやGPRに引っかかるサイトを(アドセンスを貼らず)別に作って、そのコンテンツに自サイト(アドセンス有り)からリンクを貼ったらアドセンスはどうなる?
A:飛び先も確認することもあるのでBANになる可能性もあるが、そこまで確認するかどうかは稀。

Q:グーグルアドセンスの細かな情報(収益結果など)をサイトで公開するとポリシー的に良くないは本当か?
A:公開は可能になっている。レポートは公開可能。収益画面も良いけれど、ポリシー云々以前にあまりお勧めしない。ただ、仮に断定的な嘘情報が載っているとヤバい。β版を公開などするのは違反。

Q:芸能人の画像を使ったトレンドサイトのアドセンスは報告しても何故消えない?
A:実はケースバイケース。芸能人側から直接指摘があれば対処する。

Closing/Casual after party(懇親会)

Google for WordPress Publishers Tokyo 2019懇親会画像

高速バスとセッションの疲れからか不幸にも黒塗りの高級車には激突しませんでしたが、懇親会の様子を撮り忘れた上に唯一あったのがピンボケ写真という。

でもさすがグーグルの懇親会ですね、寿司にウニが入ってましたよ。食べ損ねたけど。

ただ同業の方や開発系の方と交流が持てましたし、対応していただいたErika Isayamaさんにご挨拶もできたので良し。

まとめ:ユーザーファーストは全ての作り手の責任

『Workshop:AMP Plugin for WordPress』のなかで強烈に印象に残っていたのが、「ユーザーファーストは全ての作り手の責任」という一文です。

もうAMPが表示スピードが速くなるだけではないことや、AMP Storiesなど新しい概念も、知らぬ存ぜぬではいられないでしょう。

もしも、これから先Googleが『AMP対応サイトを評価します』と言ったとして、そこから対応を始めている時点で『作り手としてユーザーファーストではなかった』ことの証左になってしまいます。「ユーザーファーストは全ての作り手の責任」とは、たぶんそういう意味なんじゃないかなと思うのです。

そのあたりも含めて、Googleが口を酸っぱくして言っている『ユーザーファースト』には、品質だけではなくパフォーマンスやユーザーの体感も含まれる、ということを今回のセッションを通じて改めて再認識しました。

AMP Storiesについてはこれから少しずつやってみますが、今度は眼球が無くなりそう・・・。

最後に

登壇・プレゼンターの方々、スタッフとして対応していただいたみなさんに、このような素晴らしいイベントの開催と滞りの無い運営について感謝申し上げます。

また再掲となりますが、当日のハッシュタグや主な登壇者・プレゼンター・スピーカーの皆さんについてこちらに明記致します。当日の情報確認やフォローなどにご利用ください。

  • 当日のツイッターハッシュタグ:#GfWP#GfWPjapan
  • 主な登壇者・プレゼンター:Alberto Medinaさん:@iAlbMedina
  • 主な登壇者・プレゼンター:Paul Bakausさん:@pbakaus
  • 主な登壇者・プレゼンター:Pascal Birchlerさん:@pbakaus
  • 主な登壇者・プレゼンター:Weston Ruterさん:@westonruter
  • 主な登壇者・プレゼンター:Mark Ryo Shillawさん:アカウント確認できず
  • 主な登壇者・スピーカー:Erika Isayamaさん:アカウント確認できず
  • 主な登壇者・スピーカー:Anna Ogawa(きらきら☆あんなたん)さん:@piropiroanna

~注目:M&Aマッチングサービス~

現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。

[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2019年12月11日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。