ブログを諦めずに続けるには『情報発信で誰を喜ばせることができるのか』を常に問うこと #ブロフェス2019

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みなさんどうもブロガーズフェスティバル!例年通りスタッフとして参加していた@xi10jun1です。

昨年、延期となったブロガーズフェスティバルですが、無事開催となりました。僕自身もプライベートのゴタゴタと腰痛の心配もあったのですが、スタッフとしての役目を果たせて嬉しく思います。

さて、今回のブロフェスで1つ共通項として「諦めないこと」が散見されたような気がするので、1000日以上ブログを書いている身として思うところを書いていきますね。

ブログを書き続けるのは難しい

正直、ブログって毎日書き続けるのは難しいです。

もちろん続けると言っても、毎日書くだけじゃなくて、週に1記事とか月に1記事でもいいと思うんです。ブログに携わる時間が定期的にあればいいのかなと。

ただ書くネタはもちろん、急な用事で書けなくなる日があったり、3日坊主が3週間坊主や3か月坊主になったりすると『あー、なんかもう、いいかな。』となってしまいがち。

そこでブログを続けていくためのコツを、技術面、精神面、金銭面に分けてこれから書いていきます。

技術面:日々変化があって追いかけられるジャンルを選ぶこと

ブログには毎日書きやすいジャンルとそうでないジャンルの2種類あります。

毎日書けるジャンルとは、『日々変化があるもの』です。

例えば僕のブログは投資がメインですが、株取引は平日であれば必ず行われています。市場の変化や自分の持っている株の様子や最新情報など、いくらでもネタがあるためほぼ毎日書くことができるわけです。

また、さすがの僕も、例えば盆栽のブログで毎日更新はたぶんできません。自身の興味の強いもの、つまり『追いかけられるジャンル』であることが、ブログを続けていく要素になります。

株の他にも、好きなアイドルの話、Appleの情報、最新BtoB製品やサービスかな。日々変化があって、自分の興味のある分野について特化したブログは続けやすいですね。

精神面:運営理念

ブログを書いていくにあたって、実は重要なポジションにあるのが運営理念です。

『ペットのための情報発信で業界を盛り上げたい』とか『ガジェット製品の最新情報をいち早く世の中に届けたい』とか、そういった理念があるとブログは続きやすいです。

最近は『ブログで稼ぎたい!』という方も多いんですが、これだと長続きしません。

稼ぐことありきなので、アフィリエイト報酬が懐に入るまで数か月かかるとか、不適切な記事で炎上してしまうとか、何かしらのタイミングで稼げないと知った瞬間に興味を失って辞めてしまうからです。

  • そのブログで実現したいことは何か?
  • 社会にどんな良い影響を与えられるか?与えたいか?

言わば、大黒柱とも言うべき理念を持っていれば、どんなことがあってもブログ運営を続けていけます。

金銭面:収益源をハブ化し常にブログは最新の状態に

自転車の車輪って放射上にスポーク(細い棒)が伸びていますが、その中心部にあるのがハブです。

収益源をハブ化するとは、アフィリエイトやアドセンス広告に頼らず、様々な場所にキャッシュポイントを持つことを言います。

コンサルやnote、YouTube動画にサロンなど、キャッシュポイントを分散させることで、どこかがダメになっても大丈夫なようにしておくのです。

そのためにも、常にブログは最新の状態にしておき、そのための受け入れ態勢も常に整えておくのが重要です。

昨今はブログでもSSL、AMP、PWAといった技術の導入が求められており、それらはひとえにユーザビリティのために存在しています。そういった技術を柔軟に受け入れられる態勢を整えておくことで、変化に対応できる『選ばれるブログ』になっていきます。

情報発信の本質的な役割を果たさないと業界が続かない

さてここからが本番。

正直、今のネットの情報ってどうだろうか?

ブロガーやアフィリエイターが、世間一般的に信用されているだろうか?

これまで多くのブログやアフィリエイトの本が発売され、どの書籍にも必ず「ユーザーのために記事を書こう」って明記されている。

けれど、

  • 『アフィブログが邪魔』
  • 『「いかがでしたか」でマイナス検索すると捗る』
  • 『いかがでしたかブログを警告する拡張機能を作りました』

こんなツイートが未だに何千何万RTで回ってくるなんて、はっきり言って異常事態だと思っています。

ここで勘違いしてほしくないのは、『金に目が眩む一部の人間が悪い』という単純な話ではないということ。もちろん、それらが間接的に不適切行為やそれに伴う炎上を誘発してきた結果として、ブログやアフィリエイトへの不信感に繋がっているという意味では一因として捉えておくべきですけどね。

でももっと掘り下げて考えたとき、これは『業界全体が全員悪人状態だからこうなっている』ということを、我々全員が認識しなければならない時期に来ていると思うのです。

皮肉なことに、この問題に一番真剣に取り組んできたのは他でもないグーグルなわけです。Welq問題とそれに伴う健康アップデートのような大型のものから小型のものまで、『ユーザーの役に立つサイトを表示させる(=質や信用度の低いサイトは表示させない)!』と言わんばかりに頻繁にアルゴリズムの変更を行ってきました。

それなのに我々作り手の側が、その意図を汲み取りもせず、アップデートのたびにSEO的グーグル攻略方法にばかり目を向けてきたことが、3月の強力なアップデートに繋がったと考えるのが最も自然でしょう。

アフィリエイトの本来の役割は、困った人と有益な物やサービスとを、ネットを通じて繋げること。

そして、『いいものを作れば売れるとは限らないから売るための努力も重要』な人のために、マーケティングや様々な手法を駆使して代わりに売ってあげるスペシャリスト、それがアフィリエイターないしブロガーの本来の仕事です。

お金や面白さに迎合するあまり、世に広まるべきものを拡散する本質的な仕事をほったらかして、果たしてそれが情報に長けたプロの仕事になり得るだろうか?ということですね。

もちろん、綺麗ごとでは立ちいかないことも多いのが、この業界の闇の源泉となっていることも事実。

ユーザーが欲しい情報ほど法的に言ってはいけないから書いていないのに、それが理解されずに『欲しい情報が無い。役に立たないクソサイト。』呼ばわりされることも過去にはあった。悪質なサイトは鬼の首を取ったように批判するけれど、役に立ったサイトは同じように評価はしてくれない。

グーグルもアップデートを行ってはいるけれど、悪質なサイトを完全には排除できていません。ユーザーファーストが過ぎるあまり、足を使って取材した記事よりも、低品質なキュレーションサイトの記事が上位表示されていることがまだまだある。

広告主やASPも成果の承認については未だにブラックボックスな部分があるし、営業メールも案件や手持ちサイトとのマッチングベースではなく、金額ベース(このくらい稼げます!など)で送られてくることもある。

全員悪人と前述したのは、こういうことです。

僕らブロガーやアフィリエイターも、ユーザーも、グーグルも、広告主やASPも、全員が全員なんらかの落ち度があるんです。これはネットの世界だけじゃなくて、どの業界にもある影の部分です。

まとめ:ブログを楽しく続けるためにどうすればよいのか?

技術的、精神的、金銭的な面も必要ですが、年々その難易度もコストも上がっているんです。特に法的な部分ともなると、近年は健康食品系の会社にバッタバッタと行政処分が下されているあたり、ブログとはいえ『難しく考えずに楽しくやろうよ』とは言い切れない段階に来ているのが現状です。

いずれブログやアフィリエイトサイトそのものについても、直接的な処分や最悪は逮捕なんて時代がくるかもしれません。

でも『この情報発信で誰を喜ばせることができるのか』を、常に問うていくことはできると思います。法律やルールが変わっても、その点は今後も変わらないのではないでしょうか?

少なくとも僕は、問い続けていきたいと思っています。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2019年3月31日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun


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