コピーと仮想通貨マイニングを行う悪質なスパム「pra .open .tips」にサイトをパクられたので注意喚起!

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みなさんどうも仮想通貨!久々に悪質なスパムに怒り心頭の@xi10jun1です。

サーチコンソールでリンクの確認をしていたら、「open .tips」とかいうリンクが400個くらい出てきました。

調べたら悪質なスパムリンクだったので、グーグルにチクりつつ、ブログで注意喚起を行います。

※サイトに直接飛ばないよう、「.」の前に半角のスペースを入れています。アクセスすると、後述する仮想通貨のマイニングが始まる可能性があるためです。

コピペで利用する際は半角スペースを消して、細心の注意を払って調査・確認を行ってください。

「pra .open .tips~」は仮想通貨のマイニングも行う悪質なスパム

サーチコンソールにアクセスし、左メニューの検索トラフィック→サイトへのリンクから確認してみました。

そこに「open.tips」というリンクがあり、調べてみると「pra .open .tips」というリンクがあるみたいなので、「site:pra.open.tips」で検索してみました。

あらら真っ赤!

この画像内の×マークは、拡張機能「Norton Safe Search(Chrome ウェブストア)」の機能で、ウェブサイトの安全性を表記してくれるもの。

ここに出てきたURLは全て「https://pra .open .tips/正規ドメイン/~」となっています。

公式サイトから個人ブログまで、見境無しにずいぶんと広範囲にやられてますね。調べたら知っているブロガーさんの記事もありました。

僕のはこの状態で、同様に「https://pra.open.tips/ytrsdijun.com/各記事~」となっています。

で、このサイトがコピーしてるのは間違いないので、アクセスしてみたんですが・・・。

分かりますか?

仮想通貨のブラウザマイニングを防止する拡張機能「No Coin」が作動しているんです。

拡大してみました。

「A coin minor has been detected on this page.」

訳:コインマイナーがこのページで検出されました

つまりこのスパムサイトは、仮想通貨のマイニングまで行っているというわけです。しかも勝手に。

対策としてやったこと

とりあえずコピーされているのは事実なので、Googleに著作権侵害を受けていることを報告します。

著作権侵害の報告 – Google

報告方法については参考になったサイトがいくつかあったので、こちらに羅列しておきます。

それからリンク否認を行いました。悪質であることが明らかですから、スパムサイトからのリンクなんていりません。

リンク否認 – Google

リンク否認の方法も専門的なサイトが出てきたので、下記を参照してください。

※なおリンク否認はかなり高度な機能になりますので、使い方を誤るとサイトのパフォーマンスに影響が出ます。ご利用の際は慎重に。

他にはGoogleにマルウェアの報告とかもやろうと思ったのですが、申請方法がよく分からなくてこちらは断念しました。

Webサイトで行われるマイニングはスパムか?

近年のこうした悪質なサイトには採掘プログラムが組み込まれていることがあり、閲覧者の同意無く、知らぬ間にマイニングさせられていることがあります。

この仕組み自体はとても面白いんですよ。『広告だって閲覧者の通信量を消費して表示しているんだから、WebサイトのマイニングがユーザーのCPUを使っても問題はない』、という理屈で生まれたんでしょう。

ただ仮想通貨のマイニングはCPUに負荷をかけますので、ユーザーには通信量+デバイスの摩耗を負担させることになります。

その意味でも、やはり最初に『サイト無料で見せてあげるから、代わりにCPUでマイニングさせてくれない?』と、許可を得るのがスジのように思います。

それができないマイニングスクリプトが数多く登場してしまったから、『迷惑なもの』というイメージが定着し、こうして『No Coin』が登場したわけですよね。

黎明期と言えば許されそうな雰囲気がありますが、最初にこうした悪いイメージが定着してしまっては、ここからの発展は難しそうです。

まとめ:コピーサイトが勝手な仮想通貨のマイニングを行っていることもあるよ!

何より許しがたいのが、コピーサイトが本物のサイトのイメージを棄損してしまうことです。

デザインやコンテンツが丸パクリの上、勝手に仮想通貨のマイニングまで行われては『あ、このサイト見たことある。確か仮想通貨のマイニングまでやってたよね。出よう出よう。』などとなりかねません。

今後はこうしたサイトが増えることが予想されますので、安全なブラウジングのための予防や対策をしておきましょう。

リンク先:拡張機能

リンク先:著作権侵害報告

リンク先:リンク否認

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2018年5月17日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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Posted by jun