仮想通貨が話題の今だからこそ再確認したい「投資は自己責任」の意味
みなさんどうも仮想通貨!BTCFX追証未経験の@xi10jun1です。
仮想通貨が話題の昨今、ついに詐欺事件にビットコインが利用されたことが表沙汰になってきました。
お金を増やす。その一心で仮想通貨を保有している人も少なくないでしょうから、ここでもう一度「投資は自己責任」の意味について再確認しましょう。
投資は自己責任
投資の世界の数少ない絶対的な原則として、「投資は自己責任」というものがあります。
これ、投資した結果のことだと思っている人が多いのではないでしょうか?それもありますが、本質的にはちょっと違います。
金融商品の公正な取引や業界の健全な発展、投資者保護を目的に運営されている公正日本証券業協会のサイトに、分かりやすく解説されています。
お金のことになると「よく分からないから(営業員に)任せるよ」とか、「何か儲かるものはない?」などと、他人任せな人が意外に多いようです。これはトラブルのもとです。
また、他人に任せておいて、失敗したときだけ他人のせいにするという、虫のいい人も少なくありません。自分のお金を自分で管理せずに結果に関しては他人を責めるというのは、いかがなものでしょうか。
他人任せは後悔のもとです。周りの意見を参考にしつつも、最終的には自分自身の判断で投資できるよう、正しい知識を身に付けるとともに、自分なりの投資基準を見いだしていただきたいものです。
例えば投資信託を運用するのは他人ですが、例え損失が出ても、運用者を責めることはできません。
そこにお金を投じたのは自分だからです。
自己責任とは、損益の結果だけじゃなく、「投資に関して起きたこと全てにおいて、自己の責任に帰するべき」という意味なんです。もっと言い換えれば、「投資は自分で考えて、自分で決めて、自分でその結果を受け止めなさい」ってことです。
これ以上優しく説明できそうもありませんが、もう少し紐解きます。
投資(資産運用)は贅沢
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」。3年ほど前に全世界で話題になった名著で、僕も読みました。なんとか。
そこに書かれている1つの不等式「r > g」。ぞれぞれ次のような意味です。
- r(リターン:資本収益率):株や不動産などの資産運用から得られる利益率
- g(グロース:経済成長率):労働から得られる所得の伸び率
この不等式が表しているのは、「お金持ちは資産運用でお金を増やせるけど、労働者はどれだけ働いても彼らの豊かさを超えられないよ。」ってことです。
格差社会をそして金持ちが金持ちになる理由を、式で表したものですね。
でも現代は、gにいる人たちもrを目指すことができる環境が整っています。
- 基本的に、人はgから、つまり労働から始まります。この時点ではrを持っていませんから「r < g」です。
- でもgから得られた一部のお金を、rに持っていくことができます。
- そうしていくと、いつの間にか「r > g」になるわけです。
この2~3を繰り返し行うことで、誰でもrの側になれるってことです。
でもこれ、日本という戦争も内戦も紛争もなく、治安が良く、識字率が高い経済大国だからこそできるんです。
世界にはこのg(=労働で得られるお金)すらままならない国がたくさんあります。また日本国内においても、社会的弱者と呼ばれる人たちや、一個人ではどうにもできない環境にさらされた人が存在し、同様にgすらままならない人も存在しているわけです。
そんな状況の中で、rを目指せる状況にいることがどれだけ恵まれているかって話です。
だから投資は、本来は贅沢な行為なんですよ。投資なんかしなくても、gで生きていけるんですから。
よく「投資は余裕資金で始めなさい」って言われますが、裏を返せば「まず余裕になりなさい(rを目指せるようになりなさい)」ってこと。そしてその余裕とは、「g(=労働で得られるお金)を脅かさない、自己の責任として受け止めきれる範囲のお金」のことなんです。
まとめ:仮想通貨の投資は贅沢の極み!
株や基軸通貨といった実態や価値が企業や国に保証された資産と違い、仮想通貨は手に取ることができません。国も企業も保証しません。実態として存在しないものに価値が存在し、取引が成立し、買い物にも使えている状態なのです。
仮想通貨が今後どのようになるかは誰にも分かりませんが、仮に全資産が吹っ飛んだところでそのすべては自己責任。誰かが紹介していたから責任を取れだの、保証する責任があるだの、そういった類の論調は全てたわごとでしょう?
投資を決めたのは、他でもない自分なんですから。
日本証券業協会の自己責任の原則にあるように、「自分のお金を自分で管理せずに結果に関しては他人を責めるというのは、いかがなものでしょうか。」って話です。
そういう意味でいうと、仮想通貨の投資は贅沢の極みなんです。
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