日本を蝕む病”激安高品質症候群”を直さないと景気なんて回復しない!
みなさんどうも、激安バーゲン!安いものばかりを追い求めない系男子の@xi10jun1です。
このブログでは珍しくオピニオン系の記事なんですけどね、本当に日本人はもう、安いものにしかお金を使わない人たちなんだなって思うわけです。
これじゃあ景気なんて回復しないよ。
日本人が陥っている病"激安高品質症候群"
これはもう病気だと思うんですよ。
“激安高品質症候群"って勝手に名付けましたけど、要するに、“モノを消費する行為において「安さ」「無料」を最優先し、「安心」「安全」「高品質」はあって当然と思う病気"ですよ。
長引く不況のせいで、いつしか"無料か激安で且つ高品質"が当たり前になりすぎたんです。
“激安高品質症候群"の症状
具体的な症状を挙げてみますね。
- 無料のスマホアプリなのにちょっと調子悪くなっただけで文句を垂れる
- 100円のコーヒーなのに、不味さに不満を言う
- ファーストフード店で「サービスが悪い!」と怒鳴り散らす
- ジャンプはコンビニで立ち読み(絶対買わない)
- ブログの写真(アイキャッチ)は常に無料のものを使う
- 聴きたい音楽はまずYouTubeで探す
- スーパーではおつとめ品や値引きシールばかり買う
- 送料無料なのに遅いと怒る
などなど、もっとあるかもしれません。
僕も、4,5,6あたり、けっこうやらかしてます。
なるほどこれじゃあ、いつまで経っても物価上昇しないわけだ
安倍政権が始まったのが2012年12月。
2013年4月からアベノミクスが始まり、日銀も2%の物価上昇率を目標にして、追加緩和をいくつも行ってきました。
しかしながら、物価の上昇率はこのようになっています。
生鮮食品を除く物価は、2%どころか今やマイナスなのです。
ちなみに、総務省統計局による最新の消費者物価指数(CPI)のデータでは、総合で-0.4%、生鮮食品を除く総合で-0.5%、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合で0.4%となっています(参照:http://www.stat.go.jp/data/cpi/)。
おかしいですよね。
人手不足が叫ばれるほどに有効求人倍率や大卒の就職率が上がり、給料やボーナスが増えた人もいて、もちろんアベノミクスの効果により上昇した株で儲かった投資家も大勢いるはずです。
なのに物価は、総合的には今マイナスなのです。
理由はいろいろあると思います。実質賃金とか為替、原油安とか。
でもやっぱり、根本的に日本人がモノを買わない、あるいは安いものしか消費しなくなっているからなんじゃないですかね?その一因なんですって、"激安高品質症候群"は。
テレビを見てくださいよ。ワイドショーなんて、未だに激安グルメに節約レシピのオンパレード。プチ贅沢なんて言葉、もはや行方不明じゃないですか。
まとめ:景気回復には日本人の"激安高品質症候群"の治療が必要!
「とにかく安くていいものを。」「○○で節約!」
一見すると賢い消費行動に見えますよね。でも全体すなわち物価で見ていくと、それではデフレを加速してしまうのです。
ちなみに経済の世界では、これを「合成の誤謬」って言うそうです。
確かに安いものを選ぶことは合理的判断です。正しいです。でも、その安さが実現されている理由について、考えたことはありますでしょうか?
- なぜ、アマゾンプライムでは送料が無料なのか?
- なぜ、写真素材が無料で使えるのか?
- なぜ、YouTubeで音楽が聴けるのか?
こういうことに疑いを持てない、考えられない状態が日本には蔓延しているんです。これが"激安高品質症候群"の恐ろしい症状なのです。
だからブラック企業もなくならない。
https://ytrsdijun.com/archives/2628
日本の景気を回復させるなら、株価の底上げよりも、まず今の日本人の消費行動"激安高品質症候群"を直さないと。
~注目:M&Aマッチングサービス~
現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。
→[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ
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