日経平均高値更新の裏で新興市場が上がらない理由
みなさんどうも新興市場。日経平均の高値よりグロース株を心配している@xi10jun1です。
日経平均が史上最高値を更新し日本経済に勢いが付く、わけがなく、その内訳は値がさ株のドカ買いとなっています。
そしてそのお祭りムードの裏でイマイチ盛り上がらないのが新興市場です。
新興株が上がらない理由
いろいろ理由はありますが、とにかく米金利が下がらないのでグロース株全体の評価が変わらないからですね。
米金利が上がってからというものグロース株は売りに売られ、直近の株価は低位のまま横ばいになっています。
いくら注目のIPOが出ても、セクターの盛り上がりが出ても、米金利が高止まりしているという超ド級の楔が取れないことには市場は資金を流してきません。
実際、ここ2年くらいの新興市場の相場で上げていたときは米金利の利下げ期待が取り沙汰されたときでした。それこそFOMCでパウエル議長からそういった旨の発言が出ることを期待して上げていた時期があったのです。
しかし実態はというと、同イベントで利下げを否定し、その時期も不明確で、今なお利下げには至っていない。
一応2024年内の利下げが予想されていますが、それもまだ確定ではありません。むしろ先送りの話も出ているくらいで、新興市場にとってはまだ決定的な好材料になっていないんです。
加えて日銀の金融政策、とりわけマイナス金利の解除の可能性はすなわち金融引き締めになります。
米金利が下がるかと思ったら日本の金利が上がるかもしれない。これでは新興株はまだまだ上がらない可能性すらあるのです。
まとめ:日銀の動向次第
米金利については最低でも年内の利下げが予想されているので、グロース株の見直しの流れが出てくるかもしれません。
しかし日銀のマイナス金利の解除の行方と、それを皮切りにした引き締めの可能性が新興市場の足を引っ張ってしまう可能性もあるのです。
厳しい相場が続きそうです。
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