クラウドバンクのセミナーに参加!ソーシャルレンディングのリスクと高い利回りの理由を聞いてきたよ!

2016年4月8日クラウドバンク

どうも!ソーシャルレンディングはたぶん中級者の@xi10jun1です。

4月7日、降りしきる雨の中、クラウドバンクのセミナーに参加してきました。

ソーシャルレンディングについて、そしてクラウドバンクについて、オフィスに直接乗り込んで調査してきましたので、参考にしてください。

クラウドバンクとセミナーの概要

まずクラウドバンクについて。

クラウドバンクは、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)サービスの1つで、その事業をメインにしているのが運営元のクラウドバンク株式会社です。同社はソーシャルレンディング事業の他、グリーンシート(非上場)銘柄の取り扱いも行っています。

公式サイト:クラウドバンク

今回セミナーで伺ったのは、日本クラウド証券の六本木オフィス(東京都港区六本木七丁目4番4号 六本木Artshell 5F)です。

六本木にたたずむ証券会社か。

いざ行かん!

ま、まぶしい!

さすが六本木。キラキラしとるのぅ。

入り口にはきちんと看板が。ここで間違いないな。

エレベーターで上がっていくと、社名がお出迎え。

あぁ大事ですね、登録の証明書。入り口に貼ってあるんですね。

「どうぞ!」

撮影できなかったけど、丁寧な対応をしていただいた六本木美人OLに案内されて個室へ。

座席数は10席ほど。なお、このあと4人来て、僕も含めて参加者は5人になりました。

おコーヒーも用意してもらって、7時チョイ過ぎくらいにセミナーがスタート。

説明はクラウドバンクの代表、大前和徳さんでした。

セミナー内容

セミナーの大まかな流れはこんな感じ。

  1. 資産運用は大事
  2. クラウドバンクの事業紹介と仕組み
  3. 各種案件の仕組み
  4. リスク
  5. 質問

途中に質問と回答を挟みながら、クラウドバンクの事業、各案件の内情、業界のあれこれを丁寧に説明してくださいました。

さて、これからクラウドバンクのセミナーに行かれる方もいらっしゃいますので、詳細な内容まで書くとネタバレとなってしまいます。なのでここからは、セミナーで僕が質問したことと、よく検索されている疑問点について、セミナーの内容を踏まえて明記していきます。

質問1:元本は保証されているの?

元本は保証されていません。

当然ながら投資という性質上、投資した案件が貸し倒れになる可能性は否定できませんので、元本保証ではありません。

ただし、次のような場合があります。

質問2:もしクラウドバンクが倒産したら入金したお金はどうなるの?

クラウドバンクに口座を開設して入金したとき、万が一、そのすぐ後にクラウドバンクが倒産した場合、入金時のお金はどうなるのか?

これは分別管理によって保全しているとのことでした。分別管理とは、証券会社の資産と顧客の資産とを分別して管理することです。

これにより、万が一の場合は、入金しただけのお金は返還されます。

質問3:配当利回り(金利)が高い理由は?収益はどうなっているの?

クラウドバンクの配当利回りはおよそ5%~7%程度となっていますが、これは銀行利息の数百~数千倍という脅威の数字です。

どうしてここまで利回りが高いのか?

まず一般的な証券会社に比べ、クラウドバンクは言わばネット証券のために実店舗がいらず、また従業員数も少ないため、余計な経費がかからないビジネスモデルとなっています。よって、配当に回せる分が大きいということが1つ。

もう1つは、元々高収益な会社に資金を融資していること。

例えば、インターネット事業、不動産の転売などの事業者です。

仮に、投資家への配当利回りが5%、企業への貸し出し金利が10%とします。貸し出し金利が10%なんて普通なら高金利に見えますが、融資先の事業が元から高収益体質なビジネスモデルならば、その返済も可能であるということです。

質問4:投資案件の貸倒れはどのくらいあるの?

貸倒れは今のところなし。

元々、審査は下記の通りに行われ、かなり厳しくしているそうです。

  • 財務諸表の分析
  • 会社訪問
  • 社長面談
  • 貸出審査会

ただし、融資の返済に遅延が出たことはあるようです。

そこはやはりリスクとも言えますね。

質問5:マイナス金利後は利用者数増えてるの?

確かに、マイナス金利後にお問い合わせや口座開設数が増えているそうです。

が、実はマイナンバーが逆風となっている面もあるとか。

証券会社のため、口座の開設・利用にはマイナンバーが必要になったため、それにより利用をためらう人もいらっしゃるそうです。

質問6:行政処分を受けたのはなぜ?どういうこと?

端的にいえば、古いシステムを使用していたから。

クラウドバンクは、2013年1月当時の経営陣が前身となる証券会社を買収後に事業を開始しています。そしてその業務では、前身だった証券会社で用いられていたシステムをそのまま使っていたそうです。

しかし、投資家や案件、売り上げが増えるにつれ、その古いシステムでは管理が追いつかなくなってしまい、結果行政処分になったということです。

現在はシステムを刷新しています。

まとめ:ソーシャルレンディングも投資先に検討しよう!

最低限、クラウドバンクを利用するときに覚えておきたいのは次の通りです。

  • 元本保証ではない
  • 万が一倒産した場合、口座に入金されている分は分別管理によって守られている
  • 利回りが高いのは、経費のかかりにくいビジネスモデルであることと、高い金利で貸しても大丈夫なくらい高収益の会社に融資しているから
  • マイナス金利後に利回りの高さからお問い合わせが増えている

今回セミナーで参加したことで、クラウドバンクに対する誤解が解けました。クラウドバンクを利用者視点で見ると、銀行の利息以上、株・FX未満のリターンが見込める投資と言えますね。

これから銀行金利がどうなるかは不明ですが、資産運用を見直す際、クラウドバンクのようなソーシャルレンディングも選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

公式サイト:クラウドバンク

※クラウドバンクのみならず、ソーシャルレンディングの確定申告方法については、下記記事にまとめています。こちらも要確認!

https://ytrsdijun.com/archives/6921

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2016年4月8日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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