石破首相のギリシャ発言が農水大臣のコメ発言よりも問題な理由
皆さんどうも積極財政。緊縮財政には反対の@xi10jun1です。
石破首相の『日本の財政はギリシャより悪い』発言が物議になっていまして、農水大臣のコメ発言よりもだいぶ問題だと思っています。
しかしまぁ、自民党は緊縮派に毒され過ぎだな。
国の代表があまりに不勉強で迂闊
日本の財政がギリシャより悪いだなんて、まともに勉強していたらそれは表面的な情報に過ぎないことくらいすぐわかります。
当たり前ですが、日本とギリシャでは財政のシステムが違います。日本は自国通貨が発行でき、ギリシャにはできません。加えて借金の性質も異なりますが、ここでは割愛。
とにかく、普通に財政というものを理解していたら、あんな軽々しく一国の首相が財政が悪化しているなんて言えたもんじゃないです。にもかかわらず発言してしまったのは、減税に否定的な言葉を発したいがためにレクチャーされたことをそのまま言ったのでしょう。
これは首相自身の勉強不足に加え、党内の緊縮派にも責任があります。
税調をはじめ幹事長を含む党の重鎮はみな緊縮派です。減税機運のたびに財政規律と連呼しているわけですが、それがあまりにも偏り過ぎです。
税金は必要に応じて税率を変えるもの。それによって景気の過熱を冷却し、逆に冷えていれば加熱させるのが基本です。
にもかかわらず、自民党や財務省はこの原則を捻じ曲げて、PB黒字化目標のためにどんな景況感でも減税を許さなくなってしまった。
そうしていくうちに自民党内では積極財政より緊縮財政が主流になってしまい、今回の石破首相の発言に繋がったわけです。
皮肉なことに『日本の財政はギリシャより悪い』と発言した首相によって、『緊縮派のせいで国際的な信用を失いかける』という事態を招き、『減税したら国際的な信用を失う』と言ってた財政規律を重んじる幹事長のメンツは丸つぶれというわけだ。
まとめ:過激な緊縮派は経済にマイナス
緊縮も時としては大事ですが、100%ではありません。
必要な時に財政出動ができなければ意味がないですし、もういい加減に減税をしないよう動くのをやめるべきでしょう。
過激な緊縮派の存在は経済にマイナス。それは失われた30年という結果が証明しているのだから。
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