ワグネルのクーデターでロシアと市場はどうなるか?
みなさんどうもクーデター。さらに動きそうなウクライナ情勢を慎重に見極めたい@xi10jun1です。
24日未明からワグネルが軍事クーデターを起こしたとする情報が流れ、ロシア国内で既に内戦が起きているとのニュースが出てきています。
反転攻勢に出たウクライナにとって追い風になりそうな気配ですが、果たしてどうなるか。
過度な期待は禁物だがクーデターなら核のリスク低下か
ロシアの情報機関「連邦保安局」がプリゴジン氏が反乱を起こそうとしているとして捜査を開始したとニュースが出ました。
矢継ぎ早に続報が流れ、同氏が「軍指導部は悪」とする声明を出していたり、ワグネルの施設が露軍から攻撃されたとする動画まで出てきたりして、事態は急転直下の様相を見せています。
ここ最近はロシアの上層部に不満を漏らすことが増えていたプリゴジン氏ですが、ついに大爆発したというところでしょう。名指しで批判していましたからね。
まだ内戦は始まったばかりですし、情報の真偽を含めて経過を見守りたいところですが、これにより核のリスクは低くなった可能性があります。
これまで核の使用をちらつかせてきたロシアもといプーチンですが、まさか自国に核を落とすわけにもいきません。ましてプリゴジン氏はロシアでも有数の著名人で軍の内外に味方も多いでしょうから、国内の反乱分子を勢いづかせる可能性もあり核の利用どころではなくなるかと。
市場の反応
現在は土曜日で市場の値動きはないものの、ウクライナ情勢の好転への期待感は出てきそうです。
ワグネルの反乱によってロシアが破綻し、ウクライナ侵攻が終結に至るとなれば核使用のリスクは無くなります。その後の管理の問題は出そうですが・・・。
それでも長く市場を覆ってきたリスク感が減るとなれば、かなりの好材料として見られるはず。
特にインフレへの影響がどうなるか。
ウクライナ侵攻終結に伴って原油や小麦の価格が是正に向かうとなれば、インフレ対策の利上げを収束に向かわせるはずですので、その意味でも材料としては良さげ。
まとめ:続報を慎重に見守る
とはいえロシア関係の情報は嘘も多いので慎重に見ておきたいところ。
もしこのクーデターがきっかけでプーチンが失脚してウクライナ侵攻が終わればそれはそれで良いことですが、それまでは情報の錯綜がありますからね。
市場の反応も見極めないと。
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