ついに5%付近に到達したアメリカの金利と危惧すべきこと
みなさんどうもFF金利。金利が5%に到達したアメリカにそろそろ何かが起こると思っている@xi10jun1です。
FRBの利上げがついに5%付近に到達してきましたが、過去にこの金利の状態だったのはITバブル崩壊とリーマンショックのころでした。
なので何かが起きてもおかしくない状況になりつつあるわけです。
米金利5%は警戒の分水嶺
ITバブル崩壊が2001年頃、リーマンショックが2008年ですが、金利はいずれも当時5%を超えていました。
現在のFF金利が4.5%ですから間もなくその域に達するということで、敏感な個人投資家から危惧する声が出ています。
なにより、先駆けるかのようにシリコンバレー銀行やクレディ・スイス問題が出てきて、満を持してドイツ銀行も話題に出ているくらいですからね。
その意味で言うと、やはりアメリカの政策金利が5%付近になってきたら警戒感を持つべきなんでしょう。逆に言えば、それまでは投融資のリスク感が少ないってことですが。
具体的なショックのトリガーは?
ITバブル崩壊やリーマンショックも、元を辿れば金利が原因です。
しかし世界的な金融危機の再発を防ぐために制定されたバーゼルIIIによってリスク耐性が強化された現在の銀行の体制が、そう簡単に崩れるとは考えにくいかと。
もちろんシリコンバレー銀行の件があるので絶対大丈夫なんてことは無いわけですが・・・。
しかし再び金利が上昇している点、シリコンバレー銀行の破綻の根本原因が仮想通貨にあること、昨今の暗号資産企業の不祥事あたりを踏まえると、この辺を発端としたネガティブサプライズが出てくるのかなと。例えば大手の金融機関が暗号資産の損失を隠していたとか、実は海外の機関投資家が仮想通貨でめっちゃ損してたとか。
あるいは今シリコンバレー銀行の破綻から預金の流出が相次いでいる流れから、第二第三の事例が発生して金融危機になるとか。
現状で言うとロシアが核を使うとか中国の台湾侵攻で米中が戦争になる、みたいなリスクは無きにしも非ずですが、すでに想定されていることほど実際には起きないもの。可能性は0ではないにしろ、やはりこういう時に起こるのはもっと別方向のリスクです。
まとめ:警戒感を持つ
いずれにしても、金利が5%に差し掛かるのは悪い意味で影響が大きいんです。
そもそも昨年から既に住宅ローンの金利が7%に到達していたような状況ですから、アメリカの景気に不安が無いわけがない。
実体経済を無視して株価ばかり見るわけにもいきませんので、引き続き警戒感を持たねば。
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