日経平均反落。クレディ・スイスの信用問題が尾を引く。
昨日の引け後に俄かに飛びだしたクレディ・スイスの信用問題により、今日の日経平均はまたドカッと下げてしまいましたな。
クレディ・スイスの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクが同行に追加投資をしないと明言したことで一気にリスクオフムードになり、ダウ先もえらい下げっぷりとなった様子。
結果的にスイスの中銀から7兆円もの資金を借りることで落ち着いたようですが、しばらくは上値を追うことは無いでしょうね。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反落。
前日比-218.87円の27,010.61円で取引終了です。
クレディ・スイスというとドイツ銀行と並んで年に1回くらいは『やべー』みたいな話題が出てくるわけで、とりわけ近年だとアルケゴスファンドの件で巨額の損失を出したのが有名ですね。
『金融機関としてあまりに大きいので潰れない(潰せない)』なんて言われることもありますが、近年の実情はというと経営危機が騒がれていたのは事実。
今回は中銀から資金を借りることで落ち着いたものの、リスクの先延ばしに過ぎないのでね・・・。
マザーズ総合は反落。
前日比-5.75円の736.65円で取引終了です。
そんなこんなで新興市場も下げっぱなし。
銀行の破綻問題が話題になったので利下げ期待が出て上がるか?とも思いますが、金融機関の破綻となると話は別ですからね。
しかしこんな急にシステミックリスクが取り沙汰されるとはなぁ。なかなか難しいものです。
本日の運用成績はこちらです。
しばらくは銀行問題で株価は停滞するはず
金利のことばかり見ていた市場にとって、良い薬となったことでしょう。
クレディ・スイスだけじゃなく、世界各国の主要銀行でそうしたリスクが懸念されるようになったわけですし、何よりちゃんと実体経済に目を向けるようになったことは個人的には喜ばしい。
あとはこれをしっかり織り込んで、FOMCに備えることですな。
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