岸田政権では株高が期待できない根本的な理由
みなさんどうも日経平均。ここ最近はキャッシュポジで待機状態の@xi10jun1です。
大発会から下げが目立つ日経平均ですが、この岸田政権で
は株高は期待できないでしょう。
少なくとも日本株が自発的に再興するような上がり方は無理ですね。
岸田政権は市場とのコミュニケーションが下手
岸田政権で株価が上がらない理由はこれに尽きます。
とにかくコミュニケーションが下手。
そもそもが増税ばかり話題に上がる時点で株価にはマイナスに作用しますし、経済対策にしても『市場が喜ぶような施策』に乏しく期待感が全くありません。
かつてのアベノミクスのような、数字を用いた大胆な施策による期待感。これが全く出てこない。
ここ最近は防衛費や少子化対策の話題が中心ですが、出てくる数字はコストと財源ばかり。『このくらいお金出す政策をします』ではなく『このくらいお金がかかる政策をします』という話になっている。しかも増税というキーワードが当然のように付随する。
ブレーンが変わったのかどうか知りませんが、これでは市場の期待感は醸造されません。株式市場だけじゃなく、国内の景況感も悪くなって当たり前です。
税金が必要なことなのは承知していますが、やる前からコストの話ばっかりしてたら誰だってガッカリするでしょ。誰だって増税は嫌ですし、政策の中身より税金のやり繰りをそうするかが主流になっている。
かと言って議員定数削減などの身を切るような素振りもない。国会議員を減らしてどうこうなる問題でもないとはいえ、そういうパフォーマンスすらもない。
コミュニケーションが下手というのはそういう意味です。
安倍政権と菅義偉政権は上手かった
その点、アベノミクスよろしく安倍政権は上手かった。
金融緩和の実施や消費税の増税を2回延期している実行力に加え、コロナ禍での100兆円規模の経済対策などなど、数字のコントロールとパフォーマンスと実務のバランスに優れていました。
消費税は最終的に上がってしまったものの、是非はともかく軽減税率を踏まえれば自民党政権へのダメージは最小限だったはず。
ましてその後の菅義偉政権は、たった1年ながら実績も多数残しています。不妊治療の保険適用や原発処理水の排水決定など、仕事してるんですよ。
岸田政権は実務(コストや税金)ばかり全面に出ていて、本当にこのバランスが悪い。
パフォーマンス面で言えば検討使とまで揶揄されるほどに実行力に乏しくマイナスが目立ち、所得倍増を謳うのに増税の話題が出てきて、新しい資本主義と言いながら具体的にどんな目標があるのか数値的も分からない。
まとめ:岸田政権では株価は上がらない
やろうとしてることや言わんとしてることは細かく調べればわかるんですが、広く一般に、それこそ『アベノミクス』と呼ばれるようなお題目が無くて期待感に乏しい(検討使のほうが良く知られてる感がある)のが個人的な岸田政権への所感です。
この状態では岸田政権の株価は上がらないでしょう。ましてガソリン税や消費税の減税だけは検討もしないで頭ごなしで否定するんですから、一般庶民の印象も悪いですし。
自民党は早めに岸田降ろししておかないと、地方の選挙で負けだしてからでは遅いですよ。
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